Etsy（エッツィー）に出店してみたー2024年
Etsy（エッツィー）とは
いつもクラウドファンディングやキックスターターの事しか書いていませんが、今日は違うプラットフォームの話しです。
アメリカにEtsy（エッツィー）という巨大なＢ２Ｃのマーケットプレイスがあります。
あくまでクラウドファンディング終わった商品の受け皿として、クライアント様が自社サイト構築する予算や予定がないという場合の受け皿としてスモールスタートで始めました。
サイトのアクセス数というはいろいろ出典があるので一概には分かりませんが、アメリカのいくつかのサイトを参考にあぶりだすと月間4億UUくらいなのかなと踏んでいます。
月間アクセス数（2023-2024年）
Amazon.com：4.79億回（グローバル）
eBay：7.23億回（グローバル）
Etsy：3.91億回（グローバル）
Amazon.co.jp：5.33億回（日本）
楽天市場：4.73億回（日本）
メルカリ：1.25億回（主に日本と米国）
出典元：
“monthly traffic Amazon.com eBay Rakuten Amazon.jp Etsy Mercari 2024”
bing.com
Practical Ecommerce — Charts: Top Global Marketplaces by Monthly Visits - Practical Ecommerce
practicalecommerce.com
LitCommerce — The 15 World’s Top Online Marketplaces Around The Globe
litcommerce.com
Webretailer.com — The World’s Top Online Marketplaces in 2023
webretailer.com
ハンドメイドに特化したマーケットプレイス
サイトの特徴としてはハンドメイドの商品の出展に寄っているところ。ユーザーは女性が7割以上と言われていて、手芸やクラフトの商品カテゴリーが多いマーケットです。2015年にナスダックに上場されてから赤字を掘りつつも急成長を遂げ、2022年から2024年で株価は5倍以上上がり、今では社員数が約3000人というアメリカNYの拠点を構える会社です。
実は2020年から日本から出店できなかった
Etsy（エッツィー）は、2013年に日本向けに本格的な出店支援を開始しました。それまでは日本からの出店が完全にはサポートされておらず、海外のマーケットを対象とした個人セラーが一部活動している程度でした。2013年以降、Etsyは日本語サポートの強化や決済手段の拡充を進め、日本のクリエイターやクラフト作家がより出店しやすい環境を整えました。
2020年に日本からの新規出店が停止
しかし、Etsy（エッツィー）は、2023年11月から日本からの新規出店が再開されました。それ以前の3年間は、日本からの新規登録ができない状況が続いていました。
この制限は、Etsyの決済システムである「Etsy Payments」の利用可能国の調整と関連しており、日本のセラーにとってはPayoneerなどの支払い手段の導入が求められることも背景の一つでした。
2023年から日本からの新規出店が再開
ここ数年は日本のクリエイターが新規にEtsyでショップを開設することができなかったため、2023年の再開は大きなニュースとなりました。現在、日本からの出店が積極的に支援され、グローバル市場にアクセスする新たな機会が開かれています。
手数料がちょっと安い
Etsyの手数料 約10～12%
1. 出品手数料 (Listing Fee)
1商品あたり 0.20ドル（米ドル）。
商品が売れた場合でも未販売の場合でも、4か月後に自動で更新されます（再出品の場合も同額が適用）。
2. 販売手数料 (Transaction Fee)
商品価格の 6.5% がかかります。
配送料やギフト包装料などの追加料金も含まれます。
3. 決済手数料 (Payment Processing Fee)
地域ごとに異なります（例：日本の場合は4% + 100円）。
決済にはEtsy Paymentsを利用する必要があり、複数の支払い方法が使えます。
4. オフサイト広告手数料 (Offsite Ads Fee)
Etsyの広告経由で販売された場合、12～15% の手数料が追加されます。
年間売上が10,000ドル以上の場合：12%。
それ未満の場合は 15%（キャンセルも可能）。
トータルの目安
出品後、単純な販売なら 商品価格 + 配送料の約10～12% が手数料となります。
オフサイト広告が絡む場合、15～18%の範囲になる可能性もあります。
ebayの手数料 約13～15%
1. 出品手数料 (Insertion Fee)
1か月につき250件までは無料（一部カテゴリー除く）。
251件目以降は、1出品あたり0.35ドル。
2. 販売手数料 (Final Value Fee)
カテゴリーや商品価格によって異なりますが、通常は販売価格の12.9% + 0.30ドル。
送料も含めた総額に手数料が適用されます。
例外的な手数料率：
高額商品（例えば、1,000ドル以上のアイテム）：超過分に対して手数料率が低く設定されることもあります。
特定カテゴリー（例えば、エレクトロニクスや車関連）：手数料率が若干異なります。
3. 支払い処理手数料 (Payment Processing Fee)
決済総額の2.9% + 0.30ドル（クレジットカードやPayPalの利用時）。
※国際取引の場合、決済手数料はさらに高くなることがあります。
4. プロモーション手数料 (Optional Promotion Fees)
Promoted Listingsなどを使う場合、広告の種類に応じて 販売価格の2～15% が加算されます。
トータルの目安
通常の販売では、商品価格 + 送料の約13～15% が手数料としてかかると考えると良いでしょう。
オプションの広告や、特定カテゴリーの手数料が加わるとさらに変動します。
出店してみての感想
意外と売れる…。
法人として出店しました。あくまでクラウドファンディング終わった商品の受け皿として、クライアント様が自社サイト構築する予算や予定がないという場合の受け皿としてスモールスタートで始めたのですが、意外と売れる。
あっちゅうまに35万円売り上げました…。
当社はクラウドファンディングで買ってくれる海外会員を3万人持っているので、そこに向けて告知を行って「昔クラファンでやった商品、買えるようになりましたよー」とお知らせをしているのですが、あくまでその受け皿の目的だったので、Etsyのオーガニックは流れてこないと思っていましたが、意外と４０％がオーガニックでした。
次回はEtsyの売上とユーザー属性について分析してみたいと思います。
当社について
株式会社Gakuは 海外クラウドファンディングを活用した日本製商品の海外マーケティング・輸出・PRをサポートしています。米国Kickstarter（キックスターター）からofficial expertとして認定され、メイドインジャパンをはじめとした日本の素晴らしいものづくりを、海外クラウドファンディングを通じて世界に届けています。
東京品川オフィスを拠点としている日本、アメリカ、イギリス、フランス国籍のネイティブスタッフが海外クラウドファンディングで必要不可欠な言語サポート（通訳）、発送業務、ページ制作、プロモーションをサポート。
自社で保有する外国人会員に毎週火曜日に配信するメルマガを通じて、海外クラウドファンディングのスタートダッシュを提供しています。
当社PeakJapanについて
サービスについて
株式会社Gakuは 海外クラウドファンディングを活用した日本製商品の海外マーケティング・輸出・PRをサポートしています。米国Kickstarter（キックスターター）からofficial expertとして認定され、メイドインジャパンをはじめとした日本の素晴らしいものづくりを、海外クラウドファンディングを通じて世界に届けています。東京品川オフィスを拠点としている日本、アメリカ、イギリス、フランス国籍のネイティブスタッフが海外クラウドファンディングで必要不可欠な言語サポート（通訳）、発送業務、ページ制作、プロモーションをサポート。自社で保有する外国人会員に毎週火曜日に配信するメルマガを通じて、海外クラウドファンディングのスタートダッシュを提供しています。
会社概要
株式会社Gaku 《Official Kickstarter Expert》
代表取締役 中村岳人
〒108-0075 東京都港区港南2-17-1 京王品川ビル2階
TEL: 03-4540-6262
HP：https://www.gaku-japan.com/
PeakJapan：https://www.peakjapan.jp/
facebook ：https://www.facebook.com/PeakJapanProjects
YouTube公開！海外クラウドファンディングの秘訣「kickstarter基礎編」