なんでそうしない理由があるのか?
私のニュージーランドの友人の一人は、家事をするときはいつも、口笛を吹いたり、うたを歌ったりしていた。
私が、なんでいつもそんなに楽しそうに家事をしているの?と聞いたら、彼女はこう答えた。
Why Not?
(なんでそうしない理由があるのか?)
なるほどと思った。
彼女はもちろん家事をすることが楽しくて口笛を吹いたり、うたを歌ったりしていたけれど、口笛を吹いたりうたを歌ったりすることで、楽しい気分になっていたのだ。
毎日毎日家事をするのは、疲れることもあるだろうし、嫌になることもあるだろう。でも家事をせずに放っておくこともできない。
だったら、せっかく一日の中の自分の時間とエネルギーを使ってやるのなら、口笛を吹いて、うたを歌って、自分で自分を楽しい気分にしてやるのがいい。
Why Not?はそういう意味だったのだ。
家事に限らず、何でも同じだろう。やるべきことがあるのなら、やりたいことがあるのなら、一日の中で自分の時間とエネルギーをそこに使うことがあるのなら、せっかくなら楽しくやったほうがいい。その時間できるだけ自分を楽しい気分にしてやるのがいい。
ある人は口笛を吹いたりうたを歌うだろう。ある人はニコニコしたり踊ったりするかもしれない。人それぞれやり方は違うだろう。
でも、できるだけ自分をいい気分にしてやる方法がみんなあって、それを使って、いろんなことをいい気分でできたなら、きっと素敵な一日になるだろう。
そんなことを、その友人から学んだ。