違いを受け入れることの大切さと難しさ
先日のブログ「人は一人ひとり違うが前提」で、「自分も含めて人は一人ひとり違うということを前提にして、 初めて出会った人とも、そしてずっと一緒にいる人とも、付き合っていくのがいいのではないかと思う。」と書いた。
自分と全く同じ人はこの世にいないのだから、同じところばかり探してそれに安心して付き合っていくのではなくて、違うことを前提として、その違いを受け入れて一緒に過ごす。そんなことができれば、とても生きやすくなる人も多いと思う。
でも、言うのは簡単だけれど、実際にやってみるととても難しい。
人は、どうしても自分と違う人と出会うと身構えてしまう。そして時には拒絶する。違うというだけで、受け入れることを拒む。頭ではわかっていても、感情がダメだ、と言う。
一度拒絶してしまうと、もうその違いが「悪」になって、二度と受け入れることはできない。
でも、もし相手も自分との違いを「悪」だと思っているのなら、世の中すべてが「悪」になってしまう。実際に人は一人ひとり違うのだから、人は一人ひとりが悪になる。
だったら最初から、「違い」があることを前提にして、それを受け入れるのがいいに決まっている。
そのためには、「違うことはいいことだ」と無理やりにでも頭で考えることが必要だろう。感情がダメだと言っても、頭でそれを修正してやる。
そして、違いがいいことだと理解できたら、それを一旦受け入れようとしてみる。
最初は難しいかもしれないけれど、違うということがいいことであるのなら、それを受け入れる動機も働くだろうし、受け入れることでなにかいいことがあるかもしれない。
「この人は私と違う」と感じた瞬間に感情のままいきなり拒否するのではなくて、違いはいいことだと頭で考えて、それを受け入れようと動く。
こんな混沌とした今の時代には、そんなことが必要なのではないかと改めて思う。
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