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【将棋中盤力向上 次の一手】                               2023/11/30 世界は君中心でまわる

☆目指せ五段プロジェクト


いつもご覧いただきありがとうございます!
今回も図Aについて、
 ①形勢判断
 ・玉の固さ
 ・駒割
 ・駒のポジション
 ・形勢はどんな感じか。
  勝勢(^_^)v  優勢  有利  自信あり  互角  自信無し  不利  敗勢  絶望(T_T)
 
 ②方針
 ・気持ちの方針
 ・指し手の方針
 
 ③指す手
 ・ビシッと一手

を30秒考えてみてください。




①形勢判断


・玉の固さ

先手: 本美濃囲いです。
後手: 金銀をバランスよく配置しています。

玉と金銀の距離で先手有利です。


・駒割

互角です。


・駒のポジション

〇飛
先手: 使えていますが、急所はとらえていません。
後手: 先手の陣形の弱いところを狙っています。

〇角
先手: いい働きの予感です。
後手: あまり使えていませんね。

〇その他の駒
65歩75歩がどれくらい強いのか。
先手の駒の配置は良さそうですが、有利に結びつけるにはどう配置するか。


・形勢はどんな感じか

先手の利点:駒の配置が良さそう。
後手の利点:バランスが良く弱点がない。悪くなりにくい。

互角とします。
ここから駒組が大切です。



②方針


・気持ちの方針

自玉の弱点を減らす。


・指し手の方針

がっぷり四つで組み合う。



③指す手


・ビシッと一手 36歩 図B

37銀からの矢倉を目指すと同時に、35歩と位を取られる手を防ぎます。
26歩 同歩 同飛 27歩 36飛の横歩取りには、
47金 35飛 37桂で後手の飛車が狭そうです。図C


囲いの手を増やすことで、囲いの発展性の面で先手が有利を取れそうです。


▽その他の手
28玉は35歩が気になります。
74歩 同歩 同飛は75歩も気になりますし、73歩でも難しい。


まとめ


今回は囲いの進展性を上げる問題でした。

中盤は囲い合いになるのがよくある展開ですね。
自分が囲っているから相手が囲っていると考えるのが普通の考え方です。

そこを一つ発展的な考え方をします。
相手に囲いたい手があるかを見る。

相手に手があるか。少ないときは、相手は理想形(戦いたい形)と考えてOKです。そんなときに攻め入るのは相手も待ち構えていますね。

相手に手がないときは、自分だけ囲いを進展させるのも有力です。

自分中心の駒組みも大切ですが、
相手に手があるかも見て駒組みをしてみましょう。


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