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「負け」は未来をひらく種

春分を迎え、
いよいよ本格的な春到来ですね。


最近すっかりテレビ離れをしている私ですが
このところ見守るように毎週見ているのが
NHK大河ドラマ「青天を衝け」です。

第5回の放送を終え
平均視聴率17.06%と、まずまず健闘してますね。

えっ?回し者かって?違いますよ〜(笑)


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吉沢亮の演じる主人公・渋沢栄一の貫いた経済哲学が
「利潤と道徳」を両立させることでした。


栄一が幼い頃読んだ論語が
その哲学の基盤になっているわけですが

かの徳川家康公の遺訓

勝つことばかり知りて
負くることを知らざれば、害その身に至る
己を責めて人を責めるな
及ばざるは過ぎたるより勝れり




も論語をもとに作られたものです。


栄一の人生の転機になった出来事の一つが、
父の代わりに代官所に出向いた折に受けた
身分の不条理に対する屈辱。


どうにもならない「負け」だったわけですが
私には、この時の栄一の負け姿と、
家康が若き頃に破れた「三方ヶ原の戦い」での
負け姿が重なってくるのです。


家康はその戦いのみっともない負け姿を描かせ
命を落とした家臣たちへの無念を心に刻み
生涯その自画像を拝み続けたといいます。

「負け」の悔しさをバネに
栄一は新しい日本の近代国家の基盤を
家康は天下泰平の江戸時代の土台を築いていくのです。

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今自分があるのも、豊かな暮らしができるのも
日本の文化を愛しく思えるのも
はるかかなたの先人たちの存在があってこそ。


大きな変化を余儀なくされている昨今ですが
受け継がれてきた魂・・大切にしたいと思っています。


「負け」は「負け」ではなく未来をひらく種。

あなたの素敵な花を咲かせ実を結び、
大きな和となって広がっていくことを
心よりお祈りしています。


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