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英語を話せるってなに?私の目指すグローバルな人材②


前回までのお話はこちら…



イマージョン教育の幼稚園を見学して

イマージョン(immersion)とは
日本語で 浸す という意味です。
すなわち、
先生や友達との会話  
お絵描き、給食などの活動内容全てを
英語
で行い、
子供たちを英語に浸す教育
イマージョン教育と呼びます。
イマージョン教育を行っているこども園
2園を見学に行ってみました。

A園は
外国人担任の先生1人
若手の日本人の先生方数名

子どもたちは英語がわからないからか
(1.2歳児のクラスだったからでしょうか?)
声を発さず、シーンとしていて、
想像していた1.2歳児クラスって
もっと騒がしいものだと思っていたので
活気に溢れた、子どもらしさあふれる場面は
ほとんどみられませんでした。


日本人の先生方も
英語が専門ではないようで
「ベジタブルー!イエスイエス!」など
どうにか知ってる英語で
コミュニケーションをとっているようでした。
日本語でならもっと
あたたかいコミュニケーションがとれる
保育のプロの皆さんなはずなのに、

もったいないなぁ…と歯痒い思いでした。

B園は
外国人の担任の先生が1人のみ
(事務室に行けば
日本人のサポートの先生がいるので
何かあれば、子供たちがそこに行くそうです)

こちらの園は
子供達に笑顔も見られ、
先生の英語も理解しているようでした。
あまり多くはなかったですが
子どもたち同士の会話も
英語でしていた
ように聞こえました。

よくよく話を聞くと、
ついていけないお子さんや
泣き出してしまうお子さんも
入園当初はいたりするようですが、
その都度本人や保護者の話を聞いたり、
面談を組んだりする
そうです。

なるほど、
アフターフォローがかなり丁寧なのが
うまく行っている秘訣なのかなと思いました。
(スタッフの人員も、
施設設備もかなり良く整っているところなので
学費はA園よりかなり高いです。
入学金だけでも3倍高いです。


この2園を見学してみてわかったことは、
当たり前ではありますが、
お金をかければかけるほど、
きめ細かい教育サービスを
受けることができる
ということです。

そして、
教育費にお金をかけられるということは
経済的に余裕のあるご家庭でないと
厳しいですよね。
収入が多いということは、
ご両親もそれなりの職業についていて、
もしかすると
ご両親が英語を話せる方も多いのでは?
思ってしまいました。

そうなると、
園にいる間だけでなく、
ご家庭でも英語を話していたりするのかな?と
どんな子供たちが入園してきているのかも
気になるところ
でした。

何語で話すかではなく、何を話すか

色々な英語教育、
早期英語教育の実態を見てみて、
自分なりにたどり着いた結論は
・お金をかければかけるほど
 子供たちにきめ細かい教育や
 色々な経験をさせてあげることができる。

・バイリンガルになるかどうかは
 今回の見学だけでは絶対なる!かは
 わからない

 10年後追跡した子供のデータなどが
 すごく気になる!!

でした。

むしろ、英語漬けにしている分、
コミュニケーションがうまくとれず
心の豊かさが育たないのでは?

心配になりました。

我が子には、
英語がペラペラに話せるようになって欲しい
と願うより
日本語でも英語でも中国語でもなんでもいいから
自分の考えをしっかり持ち、
相手の話をしっかり受け止め、
さらに思考を深めることができる、

コミュニケーション能力に長けている
そんな人間になって欲しいなと思いました。

ということで、
我が子に英語早期教育は必要ないという
結論に辿り着きました。


おわりに

ここまで、
英語早期教育について色々述べてきましたが、
私が思うに大切なのは、
何語で話すか、ではなく
何を話すか
です。

話す内容というのは、
話す人の人間性そのものなんじゃないかな
と思うのです。
グローバルに活躍していくためには
文化の違いや宗教についての知識、
世界情勢の歴史的な背景
など
たくさんの背景知識が必要です。

なぜなら、それらが分からないと
話している相手に不信感を与え、
コミュニケーションに支障をきたし、
信頼関係が築けず、
話を聞いてもらえなくなる可能性があります。


またこれは個人的な感想ですが、
英語を話せるようになるために
苦労した経験
も、
人生における糧になっているなと思います。

中高生のころ、
テストや受験のために
たくさんの単語を必死に覚えたこと。
大学生になり、英語が思うように話せず
そんな自分に落胆したこと。
社会人になった今、
これまでの経験や失敗を生かし、
今もなお勉強を続けています。

こうやって時間と労力をかけて、
勉強していくことで身につけた英語

小さい頃から
なんか分からないけど喋れちゃってる英語と。

2つを比べた時、前者の方が
試行錯誤して努力して、
何かを習得する術
をも
英語学習を通して身に付くのではないかと
思うのです。

英語は早ければ早いほど良い!
という定説は私からすると
決定打に欠けます。
私と同じように
焦りや不安に駆り立てられている
保護者の方がいるとするならば、
焦らなくて大丈夫だよ。と伝えたいです。

小さいうちから
バイリンガルにしなくては!と焦るより
親子の触れ合いさまざまな体験
あたたかいコミュニケーションを大切にして、
将来たくましく生きていくことのできる素地
身に付けてあげるほうがいいのではないかと
思います。



最後までお読みくださり
ありがとうございました♪

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