雇用延長。是か非か?
こんにちは。橘吉次(きちじ)です。
雇用延長とは「再雇用制度」のことですね。
企業が雇用している高齢者を定年後も雇用し続ける制度のことです。
本人が希望すれば100%雇用しなくちゃいけなくなりました。
更に厚生労働省は、この春(2021年)70歳までの雇用を「企業の努力義務」にしたんですよ。
日本の人口はどんどん減るし、高齢者比率は上がるし…。
2040年には65歳以上の人口が全人口の約35%になると予測されているらしい。
だから、
「高齢者のみなさーん!もっと働いてくださーい!」
「企業は働く機会と場所をちゃんとつくりなさいよー!」
と、お達ししたわけです。
<働くこと=企業に属すること>っていう昭和の労働観丸出しだし、
働かない、もしくは働けない若者の存在を考慮していない、一面的な施策だと思うけど、まあ理解できるよね。
大変なのは企業経営者だよなー。
っと思うけど、それは脇に置いて、
雇用延長をするか、しないか?の判断を迫られている定年予備軍の心境について、考えてみました。
定年予備軍の悩み
吉次は1964年生まれ。
大学を卒業してから大手老舗のメーカーに34年勤務しました。
だから、幼馴染も同級生も、旧職の同僚も全員定年予備軍です。
雇用延長、希望するか?しないか?それが大問題だ!
というハムレット状態の人々が、周りにいーっぱいいます。
彼らをハムレット状態にしている原因は共通しております。
延長する理由=〇
延長しない理由=×
で表しますと、
〇 何らかの仕事はしたいし、会社も嫌いじゃない
× これだけ給料落ちるのに今の仕事を続けるなんて納得できない
〇 これから新しい仕事、新しい会社に移るなんて面倒くさい
× このまま、やる気のでない仕事をずるずる続けるのってどうなの?
〇 会社を辞めても、特にやりたいことがない
× 今のストレスから解放されたい。後数年この状態が続くのは嫌だ
大体こんな感じ。
だから、彼らが望むもっとも理想的な未来は、
今の職場で、雇用延長で激減した給料に見合うレベルに仕事量が減り、責任やストレスから解放された仕事をしながら、
やりたいことが見つかるまで、時間をかけてゆっくり考えたい。
となる。
うーん。
気持ちはわかる。わかるけど、
この理想の未来は叶うのかな?
叶わねーんじゃね?
なぜなら、彼らが描く理想の未来には盲点がある。
自分の虚無に無自覚なミドルエイジ
その盲点とは、
何故いま、やりたいことが見つかっていないのか?という自分への問いだ。
「やりたいこと」とは、
壮大なチャレンジめいたことだけではない。
今の会社で、今の職場でやりたいことがあればそれでよい。
仕事でなくとも、稽古事でも趣味でもよい。
かつては、その会社でその仕事で、
とてもたくさん「やりたいこと」があったんだよね。
何とか予算を達成したい!
後輩を育てていきたい!
このシステムを改善したい!
自社商品の良さをもっと多くの人に知ってもらいたい!
そんな個人の「やりたいこと」が企業の生産性となって、企業収益につながっているんだ。
それが会社組織だよね。
「やりたいこと」がない
「やりたいこと」が見つからない
これ、すでに虚無の世界の入口に立っているということだよ。
ミドルエイジサラリーマンのほとんどは、自分の虚無に無自覚だ。
自覚している人でも
「まあ、初老だからな…。皆こんなもんだろう」と、
自分の虚無をスルーする。
これがヤバイ。
これホントにヤバイ。
一度、自分の虚無に向き合わないと次の扉は開かれないのに。
ホントに延長する?
知り合いのM氏は雇用延長した。
とっても優秀な男だったけど(過去形…)、雇用延長して企業収益には直結しない部署に異動になった。
先日久しぶりに吞んだけど、
業務内容のくだらなさ、上司の悪口と会社批判…。
22年度下期人事変更について、延々語ったのちに
「まあ、僕はもう関係ないんだけどね」を繰り返した…。
「なんで会社辞めないの?」
という素朴な疑問に
「まあ、本当にやりたいことが出てくれば辞めますよ」と
彼は答えた。
どう、思う?
仕事量もストレスも減れば、確かに楽になるだろうけど、
その分影響力もなくなるし
雇用側の期待度だって減るだろうし
おのずと帰属意識も薄れていくだろう。
彼はとっても孤独に見えました。
「やりたいこと」を持たない人が組織にいて、その人が周りからリスペクトを受けることは難しいでしょう。
つながりの弱い組織に所属して
情熱が湧かない業務をこなしながら
残された人生時間で「本当に自分がやりたいこと」なんて見つかるのかしら?
雇用延長するべきな人は
まさに今、会社で「やりたいこと」がある人でしょう。
たとえ給料ガタ落ちになっても、まだ「やりたいこと」がある人こそ
企業が再雇用したい人なんじゃないかしら?
立ち止まれミドルエイジ
長い社会人生活の中で、
自分の感情を抑えることが当たり前になった。
忙しい毎日で
自分の内面を見つめることなんてしなくなった。
でも、定年予備軍のミドルエイジの皆さん。
今こそは、自分の感情を抑えないでちゃんと言語化して、
自分を内面をじっくり探ることをしなければならない。
したほうがいいよ、ではない。
しなければならない、です。
現ミドルエイジ世代の僕たちが、
今後どのように生きていくのか?
これは、
若者の未来につながり、
日本社会の労働観に影響し、
老人の定義を変更し、
おそらく、
有史以来の人口減少時代における日本人の価値観変容
という、すっげー大きな時代の転換点をつくっていくことになるからです。
だから、ちょっと立ち止まって
自分の価値観を見直しましょうよ。
吉次がお手伝いさせていただきます。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
では、さようなら
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