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KonMariメソッドと神道思想

こんにちは。
橘 吉次(きちじ)です。

先日、ネドじゅんさんに「Konmariメソッド」なるものを教えていただきました。
あっ、ネドじゅんさんとはDMMオンラインサロンで「三脳バランス研究所」を主宰されている脳研究者です。

きちじは「Konmariメソッド」を知らなかったのですが、ネドじゅんさんおすすめの番組を見てみましたところ…。

「これは面白い!」
俄然、興味を持ちました。

色々な方に訊いてみると…有名なんですねぇ…近藤麻理恵さん。
近藤麻理恵さんは、部屋の「かたずけ」コンサルタントを生業にしている方です。
Netflix番組でエミー賞を受賞されたとか!
素晴らしいですね。

大ブレイクの要因は、「Konmariメソッド」が片付けの方法を伝授しているだけではなく、片付けることによって自分の過去に向き合い、
「自分にとって大切なものは何か?」
「これから私はどう生きたいのか?」という人生哲学を考える…という、
メソッドの精神性にあるようです。

この「Konmariメソッド」の精神性。

これは神道の「祓(はらひ)」じゃないか!

と吉次は直観しました。
その理路を述べたいと思います。




「ときめくもの」を残す


「Konmariメソッド」の真髄は、
ときめくものを残し、そうでないものは感謝をもって手放すことにあるようです。

この「ときめき」

「ときめき」には二つの意味があります。
➊ 時めく=これは「今」に時勢にのって栄えること
➋ ときめく=鼓動・動悸 胸躍る状態のこと

そう、これは「今」に焦点をあてた判断です。

過去や未来ではない、「いまここ」に生きている自分の鼓動に判断をゆだねるんですね。
「まだ利用価値がある(未来)」とか
「高額だったから…(過去)」とか、を残す理由にしないのです。

むしろ、
「いつか使うかもしれない」という、未来を制限するような思考や
「とても気に入っていた」という、過去に執着する思考を
片付け作業をしながら、除去していくようなのです。

「Konmariメソッド」実践者は、
所有しているものを、一つひとつ手に取りながら、
「これはときめきか?執着か?」
「これは期待か?制限か?」
を、自分の鼓動を聴きながら、確かめていくのでしょう。

そして、ときめかないものを手放す。

「捨てる」じゃないですよ。「手放す」です。

これ、まさに「祓」です。


手放すことは、流すこと=祓


「祓」は神道の根幹をなす思想です。

古代から続く祝詞に「大祓詞(おおはらひことば)」というものがあります。

大祓は、人が知らず知らずのうちに犯した罪や、社会生活の中で付着したケガレを、祓戸の神様に祓っていただく神事です。
平安時代には国家行事として行われ、現代でも6月と12月の晦日に全国の神社で実施されています。

この大祓詞では、人が犯した罪穢れを、
・急流の川瀬にいる神(セオリツヒメ)が海に運び
・海流うず巻くところの神(ハヤアキツヒメ)が呑み込み
・(地球の)息吹が放たれる場所にいる神(イブキドヌシ)が地底に放ち
・地底にいる神(ハヤサスラヒメ)がさすらいながら、
徐々に徐々に消していく…。

というストーリが描かれています。

罪穢れが水に流されてて消えていき、人の生きるエネルギーが清浄になって、活発化する。

これが「祓」の思想です。

では、罪穢れとは何か?

「罪もケガレも、その時代によって内容が変わるものだ」というのが吉次の持論です。

かつては、共同体のルールや秩序を壊すものが「罪穢れ」とされていましたが、21世紀の現代では、もっと幅広く
「人が幸福に生きることを阻害するもの」と定義していもいいのではないでしょうか?

更に、もっと個人的に
「私がいま、幸福であることを阻むもの」と捉えると、祓の思想がわかりやすくなると思います。

水は流れていれば清浄を保てます。
流れが止まり、溜まると汚れます。

過剰な所有、執着、こだわり、固執などは、ケガレを付着させるのです。

「Konmariメソッド」で、今のトキメキ以外のものを手放して、清浄になりること。
そして、生きるエネルギーを活性化させ幸福になることは、まさに神道祓思想の実践です。


「Konmariメソッド」世界で絶賛されるわけ


神道は日本固有の民族宗教といわれますが、
その根本思想は、自然と共に生きた黎明期の人類に共通する「生きる」哲学です。

人が幸福に生きるためには、何が必要で何が不要なのか?

文明発達によって、風土や文化による差異は生まれましたが、人類の本質は同じです。
「幸福に生きる」ことにおいて違いはありません。

役目を終えたものを、感謝を持って手放す。
すると、新しい生き方が見えてくる。

再生の思想です。

お祓箱(おはらいばこ)
お守りやお札のお焚き上げ
式年遷宮
御柱祭り
縄文の貝塚

全部、根本に自然サイクルの再生哲学があります。

この再生の思想は、四季に恵まれ自然豊かな日本国土に生きた祖先から受け継がれている思想です。

「Konmariメソッド」は、日本人ならではの哲学をもつメソッドだと吉次は思っております。

今、あまりにも自然サイクルから逸脱した人間の在り方が見直されています。

「Konmariメソッド」が海外で称賛されるわけは、ここにあるのではないでしょうか?


ご興味があれば、覗いてみてください!
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橘 吉次講師「ストアカ講座」

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最後までお読みいただきありがとうございました。
では、さようなら




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