【シャングリラ・フロンティア】クソゲーを愛する主人公が神ゲーで無双するSFアニメ!
段々と気温も下がり、猛暑続きだったのが嘘のようですね。皆さんこんとむとむ~!キックファクトリースタッフのとむです。少し余談ですが、今月開催されていたAmazonプライム感謝祭でずっと気になっていた4Kのゲーミングモニターが安くなっていてついに買ってしまいました(笑)。4Kの映像美が素晴らしく、おかげで自宅でゲームをプレイするのがより楽しくなりました。ゲームといえば!今月から放送がスタートした『シャングリラ・フロンティア』。この作品がVRゲームの世界を題材とした作品で面白かったので今日はこちらを紹介します。ゲーマーの方なら共感と興奮間違いなしです!
1.クソゲーマニアの主人公『サンラク』が神ゲー攻略を目指す物語。
ディスプレイを使用するゲームが、レトロゲームに分類され、フルダイブ型VRゲームが一般的になった少しだけ未来の世界。そんな世界でも、最新の技術に内容・システムが追いついていない低クオリティのゲームソフト、いわゆる『クソゲー』がいくつも存在しています。そんなクソゲーをクリアすることに情熱を捧げる1人のクソゲーハンター『陽務楽郎』(ゲームアカウント名『サンラク』)。彼が次に挑んだのはクソゲーの対極、総プレイヤー数3000万人の大人気ゲーム、いわゆる『神ゲー』と呼ばれている『シャングリラ・フロンティア』(通称:シャンフロ)。最強クソゲーマーが最高のゲームをクリアするための冒険が始まるという物語です。
この作品は2017年に小説投稿サイト『小説家になろう』にて連載がスタートし、その人気から小説の書籍化を経ずに、週刊少年マガジンにてコミカライズ化され2023年にアニメ化するという少し珍しい作品です。
SF作品、特に2015年以降はVRゲーム等でゲームの中の世界を題材とした作品(代表例:ソード・アート・オンラインやログ・ホライズンなど)が人気傾向にあり、今もこのジャンルの作品は多くのアニメ好きに愛されています。この作品もゲームの中の世界で主人公が冒険をするというのがメインの物語になっているのですが、他の作品とは方向性が異なった主人公設定や世界観が注目され人気を得ているのでしょう。
コミカライズ化で1話が掲載された際に『週刊少年マガジン』では史上初の読者アンケート4冠を達成し、また新規読者が約30%増加、2023年10月時点で累計部数は550万部を突破しているなど、この数値を見る限り、注目の人気作品ということは一目瞭然です。
この作品は主人公サンラクが持ち前のプレイングでゲーム内でモンスターを倒す爽快感が見どころなのですが、ただ普通に倒すだけではないのがこの『シャングリラ・フロンティア』の魅力です。その魅力については次の項目で。
2.理不尽と縛りの中で魅せる神プレイに興奮間違いなし!
この作品の魅力として挙げられるのが主人公の磨き上げられたプレイヤースキルで強敵のモンスターたちを倒すところです。先ほどゲームの中の世界を題材とした作品として代表例にあげた『ソード・アート・オンライン』や『ログ・ホライズン』など主人公が俺強い系と言われる生まれながらにして才能を持ち圧倒的な力を持つパターンと、努力して力を身につけていくタイプがありますがこの作品の主人公『サンラク』は後者に当てはまります。ですが、少し他の作品とは系統が違うんです。
クソゲーと呼ばれる作品を数多くプレイしている『サンラク』は、ストーリー進行がうまく進まないものやバグばかりで身体が上手く動かせないゲームや、当たり判定がズレたり壁や床をすり抜けられたりと数々のゲームシステムの理不尽と向き合っていました。それらのクソゲーをクリアする中で、人並外れた集中力と反応速度を身につけ、多くの経験から相手の動きを予測する軽快な身のこなしなど驚異的なパフォーマンスを発揮できるほどに成長します。元々クソゲー以外のゲームはほとんどプレイしないのですが、行きつけのゲーム店の店長にたまには大作をプレイするのもいいのでは、と勧められ『シャングリラ・フロンティア』をプレイします。
シャングリラ・フロンティアをプレイする際にキャラクターのアバターをクリエイトするのですが、『陽務楽郎』はどのゲームでもゲーム内アバターの名前を『サンラク』に統一するという描写があります。これは『ゲーマーあるある』な描写で思わず頷いてしまいました(笑)(私も統一する派なので)。そして初期装備品を売ることが出来るので最初から防具を売り所持金を増やしスピードと回避特化にするという常道を外れたプレイをみせます。一発でもダメージを食らうと即死してしまうほどの紙装甲なのに対し、サンラクはこれまでの経験と持ち前のゲームスキルでノーダメージでモンスターを討伐してきます。そして時にはモンスターの呪いによる行動制限をくらい、縛りプレイを受けてしまうのですがクソゲーをこれまでプレイしてきたサンラクにとってはこの縛りプレイはむしろテンションの上がる仕様で、足枷を付けられてしまってもそれを受け入れ、戦いの中でどんどん力をつけていく姿がとてもかっこよくゲーマー心をくすぐるキャラクターをしています。ゲームシステムによる理不尽さや外敵からの縛りを受けても戦いの中でそれに順応し魅せる神業は他の作品では中々見られない高揚感と興奮があります!
3.ゲーマーの心をくすぐるワクワク展開と演出
物語の序盤ではサンラクが『シャングリラ・フロンティア』を購入しキャラクリエイトをして最初のボスを討伐するというシンプルな展開ではあるのですが、テンポが良くまるで自分がサンラクを操作しゲームをプレイしているかのような没入感があります。それは、サンラクがスピード回避をメインにする戦闘スタイルなのもあり、戦闘シーンのアニメーションが爽快かつ動きが激しいカットがたくさんあるからなのかもしれません。
そしてこの『シャングリラ・フロンティア』に出現するモンスターの中にはレアアイテムをドロップするモンスターや一部の条件下でしか出現しない強いモンスターなどMMORPG(インターネットを介して数百人~数千人規模のプレイヤーが同時に参加できるオンラインゲームのこと)要素が盛りだくさんです。特に最初のボス戦ではボスの攻撃パターンが変化する初見殺しの技や状態異常攻撃など、ゲームの世界では「あるある」であるモンスターの行動パターンとそれを予測して反撃するサンラクとの攻防は見ごたえ抜群です!また各話数の最後では次のモンスターの匂わせや絶体絶命のピンチになるタイミングでEDに入るため、この後どうなるんだろう!?っと次回がとても気になる終わり方をするという・・・演出の仕方がいい意味でとてもずるいです(笑)
『シャングリラ・フロンティア』のゲームプレイがメインではありますが、それ以外にもたまに息抜きでサンラクがクソゲーをプレイするシーンも多々あり、それがまたギャグ要素、というかバグまみれで面白いんです。ヒロインNPCの会話がゴミすぎるRPGゲームや当たり判定がバグまみれでむしろバグを駆使して闘うようになった格闘ゲームなど傍からみているとくだらなくて面白いのですがプレイしている側からするとフラストレーションが凄いはずです(笑)それも相まって『シャングリラ・フロンティア』が神ゲーというのをより一層感じてしまい感動するサンラクをみると自分も面白いゲームに出会った時の感動はまさにこんな感じだなと感情移入してしまいます。ゲーム好きにはたまらない作品です!
4.今期アニメの中でも1,2を争う面白い作品かも?!
私自身ゲームが好きで特にMMORPG系には一時期どっぷりハマっていましたのでこういったMMORPGのゲーム世界を描いたアニメ作品というのはやっぱり興奮します。今期、他にも注目作品が多々ある中で、この『シャングリラ・フロンティア』は1,2を争う面白い作品だと私は感じています。作画も文句なし戦闘描写も迫力満点、物語の展開とテンポも良く世界観もしっかりできている。加えてサンラクのキャラクター性がかっこよくて他登場キャラクターの見どころもたくさん!ゲーマーあるあるの小ネタもあるのでゲーム世界を題材とした作品が好きな方はハマること間違いなしです!MBS/TBS系全国28局ネットにて毎週日曜午後5時から放送中です。そしてなんとフル☆アニメTVのYouTubeチャンネルにて1話~3話の本編が公開されており誰でもイッキ見ができちゃいます!気になった方はぜひ視聴してみてください!
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