朝
玄関を出る。(ひんやりと冷たい。冬だ、、)わんこと目が合う。真剣な顔をしている。(散歩に行けや、コラ。みたいな顔が嫌いだ)口笛を吹く。わんこが回り出す。リードを持って近くに行くと、わんこが僕の周りを回る。近くに来た時に、サッとわんこの首輪を掴まえる。リードを付け替える。庭を出る。いつもの散歩道。(朝、わんこと散歩に行く喜びを感じない。誰も世話しないから、僕がやっている。家にいるよりは、散歩してる方が落ち着くからしている)嬉しそうにわんこは駆け回る。近くの公園まで歩く。道中、全部の電柱を制覇する勢いでマーキングをかましていく。(イラっとする。マイペースなわんこを見ていると無性に腹が立つ。特に強い力で引っ張られたらムカつく。そんな自分をぐっと堪えてわんこに合わせる。)公園に着く。わんこのテンションがさらに上がる。芝生を駆け回る。うんこをする。拾う。少し歩いたらまた、搾りかすみたいなうんこをする。拾う。(一回でしてくれや)ある場所に着くとリードを木の枝に引っ掛ける。わんこは匂いを嗅ぎまくっている。(ふう、やるか)四股を踏む。ゆっくり四股を踏む。重力を感じながら、体のバランスを感じる。(1.2.3..)自分のペースで繰り返す。立ちあがる。(スッキリする。少しだけわんこに優しくなれる)木の枝に掛けてあるリードを握る。「よし、行こっか」
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