金利上昇とドル高は、ボク達に何を教えてくれるのか…!?[Part 1]
投資家の皆さん、こんにちは!!!
仮想通貨研究家(仮)の仮想通貨ファンダマン(@kibun_runrun)です。
今回のnoteは、最近の状況を整理しまして、今後の起こるだろう出来事と対処法を、私なりにまとめました。
テーマは、【金利上昇】と【ドル高】は何を織り込もうとしているか!です!
相場は、今のボク達に何を伝えようとしているのかを読み解こうと思います。
Part1では、この種のレポートでニーズがどのくらいあるのか?を図る実験的なレポートになっております。ですので、結論的な内容はPart2で記載します!w
[Part 1]
1. 最近の相場といえば【金利上昇】と【ドル高】
2. 【金利上昇】と【ドル高】が騒がれる理由
[Part 2]
3. いつのフレーズ(相場)で”韻を踏む”のか?
4. ボク達の取るべき行動は何か?
5. ボク達の”緊急事態宣言”と”まん防”は何が教えてくれるか? ~米国10年債金利だけでは見誤る~
6.「うぅ~”まん防”」でさっさと逃げる!
7. 儲け損ねても「生き残れば」、また韻を見つければいい
※今回の反応を見まして変更になる可能性があります。ひょっとしたら企画倒れになる可能性があります笑
また、このnoteは私の尊敬する大先輩の”自称底売りトレーダー”れあきゃら(@icetakashi2020)さんの提供でお送りします。
投資と長く向き合って行くにあたって、すごく大事なことを沢山書いて行きますので、是非ご覧ください。
それでは、早速いきましょう!!!
1. 最近の相場といえば【金利上昇】と【ドル高】
ここでは、最近巷で言われている【金利上昇】と【ドル高】について、おさらいしていこうと思います。
まず、【金利上昇】についてですが、
「 米国10年債の利回りが上昇(価格が下落)する 」
ことを一般的に表現することが多いです。
①米国10年債
見事な金利上昇トレンドですね。(2020年8月0.5%→現在1.7%)
矢印スタート地点からの角度と比較しまして、
中間地点から急に追い上げる様子が、金利”急上昇”と表現され、
いつしか巷で噂されるようになりました。
次に、【ドル高】についてですが、
「 米国ドルが、他通貨と比較して価値が上昇する」
ことを表現することが一般的です。
よく使われるのが、ドルインデックス(米国ドルと主要通貨の強弱を指数化したもの)チャートです。
②ドルインデックス(DXY)
こちらは、2021年1月から生れたトレンドですが、
見事にトレンド転換しているのがわかります。
2.【金利上昇】と【ドル高】が騒がれる理由
長い歴史の中で、【金利上昇】と【ドル高】は、ごく自然に起こります。
しかし最近では、資産価格の暴落シナリオで使用されますよね。
ここでは、なぜ【金利上昇】と【ドル高】が”暴落シナリオ”の要因として騒がれているか?について整理したいと思います。
結論から言いますと、現在の金融政策と財政政策の環境では、【金利上昇】と【ドル高】の同時発生は有り得いからです。
〇金融政策
政策の実行者は、”中央銀行”です。
現在、米国中央銀行は、金融政策を史上最大規模に拡大しています。
(米国中央銀行のバランスシート推移)
中央銀行は、証券(米国債等)を市場から購入することにより、米国ドルを市場へ供給するオペレーションを実施しています。
その規模は、約8兆ドルとなっています。
→結果的に、米国ドルの通貨安と米国債利回り低下が起こります。
そして、”資産価格の上昇”と”企業の資金需要上昇”を期待する政策です。
(期待するだけで、本当になるかどうかはやってみないとわかりません)
〇財政政策
政策の実行者は、”政府”つまり国そのものです。
現在、米国政府は、新型コロナウイルスへの経済対策を2020年のトランプ政権時代から断続的に実施してます。
直近でも、バイデン政権移行後の第1弾として1.9兆ドル経済対策が成立し、実施されます。
→結果的に、自国民の所得を直接向上させます。そのために、通貨もしくは米国債を追加発行しますので、自国通貨希薄化による”通貨安”と”自国債券利回り上昇”が発生します。
金融政策では、「米国ドルの通貨安」と「金利低下」。
財政政策では、「米国ドルの通貨安」と「金利上昇」。
【金利上昇】×【ドル高】の組み合わせはないはずなのです...
では、なぜ今この組み合わせなのか?
古き良き格言
市場は、現在と6か月程度先の状況を比較して、価格を決める。
つまり、【金利上昇】×【ドル高】の組み合わせは、
6か月後に今と違う状況が起こることを、ボク達に教えてくれているのです。
(Part2につづく)
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