見出し画像

認知症になってからのほうが、毎日が充実して楽しいんです

久しぶりの投稿となっています。
木の葉も色づき始め、秋を感じるとき。朝晩が寒くなってきましたが皆さま、お元気でお過ごしですか?
今回は鳥取市に住む81歳の男性、吉田さんについてお伝えさせていただきます。

吉田さんは「軽度認知症」との診断を受けています。
鳥取市内で開催されているオレンジカフェに参加されたり、カラオケ教室、手話教室等に積極的に参加し、多くの人との交流を大切にしていると言われます。

そんな吉田さんの今の目標は『80歳代として、県の水泳大会に出場すること』。
吉田さんはもともと喘息もち。主治医から勧められたスポーツが水泳でした。水泳を始めたのは、60代のとき。バタフライを専門として、これまで数多くの大会にも出場し、記録を残してきたと、笑顔で教えてくださいました。
「コロナ禍となりプールも少しお休みしていたが、練習を再開しました。これからは目標に向かって、トレーニングジムにも通う予定です」と今後に向けて、意欲的な吉田さんです!

手話をされる様子 (2)

さらに手話教室にも通われる吉田さん。
「手話の勉強をしていると、認知機能が回復していると感じています。手話は、感情を形のままに表現するので、おもしろい。言葉が出にくくなってきても、言葉が聞こえづらくなっても、手話であれば自分の言葉を表現できる。これほど良い表現方法はないと思います」と手話の魅力を教えてくださいました

手話 (2)

 「もっと世の中に手話が広まり、言葉で表現できなくても、手話で多くの人同士がコミュニケーションを図れることが出来たら良いのに…」と吉田さんは語ります。

手話の様子 (2)

他に、カラオケ教室にも通われています。これも認知症の改善と、呼吸機能をアップさせるために通い始めたとの事。
 「大きな舞台で歌をうたう事は、とても気持ちが良いのです。こんなに気持ちが良いと知ったのも、カラオケ教室に通うようになってからです」と生き生きと答えてくださいました。

『自分でいろいろな計画をして、今を楽しもうと思う。目標をもった生活を常に心がけています。
 認知症になってからの方が、毎日が充実して楽しいです。認知症になったからこそ、やってみたい事に挑戦するようにしています』と力強く言われます。

その行動力と挑戦する気持ちに、私も勇気と元気をもらっています!

今回の記事は、認知症地域支援推進委員「モンブラン」が担当しました。

#認知症のある人の暮らし #認知症とともに生きる #認知症になっても大丈夫なまちを創る #暮らしの工夫 #日常 #認知症 #本人 #日記 #共生 #認知症受診 #認知症診断 #鳥取砂丘 #お出かけ #認知症になってもたのしみがある #やってみたいことに挑戦する #充実した日々


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?