ダリア畑を通じての出会い、繋がり
今回は三朝町に住む、有本さんの様子をお伝えします。
有本さんは、以前測量の仕事をしておられ「歩くことは苦にならない。」と常々いっておられ毎日の妻とのウオーキングが日課になっています。
毎朝、5時には起床され掃き掃除を済ませ、妻と一緒に決まったコースを歩きます。
「(歩きながら)空を見上げるのが好き。
天気の具合がわかるし鳥の飛んでるも見える。」
と話されていました。
天候が良い日は、ダリア畑での作業が待っています。
広大なダリア畑をご夫婦で草刈をし耕して畝をつくり・いも植え・花がら摘みなど、たくさんの仕事を2人でこなされています。
ダリア畑の事を尋ねた時、以前のように農機具が使えなくなり
「僕はもう出来んだけ、お母さんがしとるのでわからん。」
と言われることがありました。
にっこりの会で「日課は歩くことと、畑に行くこと。」と言われたことがきっかけで、ダリア畑にお邪魔するようになりました。
ダリア畑で有本さんは
「こんなに来てもらうんだったら、綺麗にしとかんといけんな。」
と、積極的に草取りなどをされています。
「暑いのに大変ですね。」というと、
「暑いと思うから、暑いだ。」
「僕は、測量でずっと外で働いていたから苦にならない。」
との言葉が返ってきます。
ダリア畑を通じての出会い、繋がりで消極的になっていた畑仕事が
「やる気がでてきた。楽しい。」
と笑顔が返ってきました。
同窓会に参加された時も、ダリア畑の話をたくさんして、同級生の方が
「今年は、花を見に行くから。」と言われたそうです。
妻、真由美さんは
「認知症になって、出来ないことも増えたが、
以前より色々な人と交流しよく話すようになり、笑顔が増えた。
写真を撮ることも嫌がっていたのに、こんな笑顔でびっくり。」
有本さんも、
「これからも、一緒に色んな事をしていきたい。」と言われます
夫婦お二人の明るい笑顔にいつも癒されています。
今回は認知症地域支援推進員「アッキー」が担当しました。