ワクワク過ごせる時間を持てるってステキ♪
こんにちは。きぼうのらくだです。
久しぶりの投稿になってしまいましたが、みなさんお元気でお過ごしですか?
進学、就職、異動など、新しい環境にも少しずつ慣れてきたころだと思います。
外出するのが気持ち良い季節になってきたので、あちこちお出かけされた方も、これからお出かけされる予定の方も多いのではないでしょうか。
少し前の話になるけれど、今回は、コロナ禍でなかなか会えなくなった認知症の本人同士(仲間)と久しぶりに会食したことをお話しようと思います。
みなさんも久しぶりに友だちに会うとき、昼間だったらおしゃれなカフェでランチしたり、家でゆっくりお酒を飲みながらごはんを食べますよね。それは、認知症の人であっても同じ。
コロナ禍で外食はめっきり減ってしまったし、大人数で集まることも減り、感染予防に最大限の注意を払い、ソーシャルディスタンスを気にしてハグもできない。
ハグはあまりしないかな(笑)
コロナ禍で外出出来ない状況が続き、人とのコミュニケーションをとる機会が少なくなり、「前より言葉が出にくくなった気がする・・・」と不安になっている認知症の本人さんも実は多いんですよ。
そんな中、仙台で認知症の本人として活動している丹野智文さんが3月末、講演のために鳥取に来られたんです。
会いに行かなきゃ!!
藤田和子さん(認知症の本人:詳しい紹介は♯認知症本人の暮らしvol2に掲載)と大山町へ行って来ました。片道1時間のドライブです。
https://note.com/preview/nd15fb7d41da6?prev_access_key=a8903fcf35f9bea50a9ee2a68214e35e
コロナ禍なので、お弁当を注文することにしました。
大好きな仲間との食事会、どんなお弁当にしようか、あれこれ情報収集しながら、今回は藤田さんの娘さんおすすめのお店で弁当を頼むことに決定!何を食べようか考えるのも楽しい時間。
近くのコンビニで各自好きな飲み物(もちろん、アルコール有)を購入して、お土産も持ったし、準備は万端!!
「認知症の人がお酒飲んでもいいの?」という方もいらっしゃいます。色々な意見があると思うので、またいつか、「お酒」というテーマで話してみたいなと思います!
待ち合わせ場所だった共通のお友だちの家に到着すると、お互い元気な姿を確認。
「会いたかったよー」とエアハグしてから、とりあえずカンパーイ。
美味しいお弁当と、楽しいおしゃべりをしていたら、写真を撮るのを忘れてしまった(;’∀’)
これはほぼ、食べ終わった後の写真・・・。
お酒を飲みながら、たわいもない話をしてたので、楽しかったのは覚えているけれど、何を話したかは、覚えていない(;’∀’)
特別に大切なことを話すために集まったわけではないので、「最近何してる?調子はどう?」ってお互いの近況を話したり、共通の友達の話をしたり・・・何気ない会話がとても心地よくて、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
食事会という、いつもと違う状況(非日常)の企画はとてもワクワクするし、そもそも食事会はとても楽しい。でも、そのあと疲れて頭が重い感じが残る事があるそう。
非日常は悪いことなのかな・・・?
支援者や家族の中には、「いつもと違うことをすると、認知症の本人は混乱して、不穏になるから、変わったことはあまりしない方が良い」と言われる方がいらっしゃいますが、そうなのかな?
今回も、遠出してお酒を飲んだので、少し疲れたねと、車の中で話しながら帰りました。でも、遠出して久ぶりに丹野さんと出会い、話をしたことは、とても楽しい出来事だったし、やっぱりみんなと一緒に行けて良かったなと話しました。
藤田さんはこのことについて、こう話してくれました。
「いつもと違うことすると、疲れるのは当然。私もとても疲れて頭が痛くなることがある。でも、疲れたら休めば良いのよ。休養は必要だものね。健康な人でも疲れるでしょ?でも、疲れるからと言って、楽しみを奪われたくないし、挑戦したいことをあきらめる必要はないと思うの。
人によって疲れ方も違うし、もしかしたら興奮が冷めずに続いてしまい、夜間眠れないという方もいるかもしれないけれどね。
でも、本当にやりたいことだったり、やることで沢山のメリットがあると予測されることは、やらないよりやっぱりやってみた方が良いんじゃないかな!疲れたらしっかり休んで、また挑戦する。次は疲れた時、どうすればよいか工夫を考え次回に備えておき、また挑戦する。それを繰り返していると『非日常』は『日常』へ変わると思うの。」
名言ですよね(笑)
ということで、認知症になってからも、楽しい企画はワクワクするし、時には大切な友達に会いに遠出だってする。そして、おいしいお弁当選びは妥協しませんよ~!
ワクワクすることは人それぞれ色々ありますよね!
また他の方にも聞いてみたいですね!!
これまでの記事は、認知症地域支援推進員である私「あーちゃん」が担当しました。これからは他のメンバーが記事を担当してアップしていくこともあると思いますので、見逃さないようにしてくださいね!!
※仙台の丹野智文さん
39歳で若年性アルツハイマー病と診断されたトップセールスマン。
日本認知症本人ワーキンググループ 副理事
認知症と当事者の為の物忘れ総合相談窓「「おれんじドア」実行委員会代表
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