この動画撮影した日にミュージアムのオープニングがあった。コロナ禍に開催された『GREATER NEW YORK』のグループショウ。リスペクトしているゴミ作家のあげまつゆうじさんの名前を見つけたときは嬉しくなった。その前夜に彼の奥さまであるマリコさんからオープニングがあると聞いた。自分のNARSでのスタジオプログラムが佳境を迎えていたのもなんのその。下調べもせずに当日現場へ向かった。地下鉄からゆうじさんにテキストしまくり、デリで買ったコーヒーをすすりながら、PS1前に着いた。ストリートに置いてある椅子に腰かけテーブルにむかい、やはりコーヒーをすすっていたゆうじさんに出会えた。通常どおりの招待制までは想像できたが、メディア、アーティスト、その招待客と各時間差がある入場制限もされていた。ゆうじさんになんとかお願いしてもらい無事アーティストと一緒に入れた。そして、このショウに入っているもうひとりの日本人作家、かごしまいわおさんを紹介してもらった。そこでは酒が振る舞われ、音が鳴っていて体が自然と動く。女性DJがプレイしていているのに誰も踊っていない。ダンスモードをオンにしたわたし。近代美術館が提携しはじめた頃、毎年夏に行われる音楽イベント『WARM UP』を皮切りに1999年から3年間ココで働いていたことがある。そういえば、こういう風に踊っていたなとふと思い出した。この4月まで開催されている今回のすばらしい展覧会はオススメできる内容。NYC在住者は入場無料なのでぜひ。