フランソワ・ケヴォーキアン という DJ その３
URことアンダーグラウンド・レジスタンスのメンバー達をフィーチャーしたライブ・エレクトロニクスとジャズ・バンドのコレクティブというのが、この動画にあるアーティスト『ギャクシー・トゥー・ギャクシー』だ。私もデトロイトのテクノ・ミュージアムでお会いしたことのあるURの創始者であるマッド・マイクの名で知られるマイク・バンクスが、元々１９９３年にリリースしたシングルのタイトルだった。２００５年に彼らのコンピレーションのアルバムがリリースされ、Ａ面２曲目にあるのがこのデトロイト・テクノの名作。
２０１７年にはフランソワと並ぶ大御所DJであるダニー・Ｋとジョー・クラウゼルの３人が開催する『ボディ＆ソウル』の２１周年パーティーへ、マイクを率いる『ハイテックジャズ』のグループがゲストとして招いた。その年の会場だったガバナーズ島の野外ステージで彼らは演奏を果たした。その日のフライトで日本へ旅立ったワタシは、残念ながらその現場は目撃していない。
このテクノ・ミュージックは人生の過度期を迎えたあなたにも必ず訴えてくる「移り変わること」を促してくれる内容となっている。バックボーカルが歌詞を繰り返すと、自分の生きる「今」における選択を問答されているような連続。そう聴きながら踊って覚醒したのがワタシ。
サブリミナル効果のように潜在的に現れ、気づけば自分の中に息づくメッセージのひとつとなった。そして音楽への関わり方が趣味嗜好を越えた次元で、実際の人との関わり方に生じ始めたのもこの頃。
この曲を聴いた当時のワタシは、他人と同じでいることに疑問を抱いていた。足並み揃えることに日々辟易していて、いろんな意味で節目に差し掛かった心境。このパーティーで出会った一曲の音楽に後押しされたことで転換を図ることができた。これがまさにインディープが唄ったディスコ・チューンのタイトル「昨晩ＤＪが我が人生を救った」瞬間。
誰にでも関わりある事柄だと思うの。もしもあなたに今、迷いがあったり、人生の岐路に立つ事態が起こったとき、是非聴いてみて欲しい。
TRANSITION
ギャラクシー・トゥー・ギャラクシー
きみの人生において
いくつかの自答をする時がくるだろう
私は私自身に満足しているだろうか？
（私は私自身に満足しているだろうか？）
私は周りに居る人達に満足しているだろうか？
（私は周りに居る人達に満足しているだろうか？）
私は自分がしていることに満足しているだろうか？
（私は自分がしていることに満足しているだろうか？）
私は現状に満足しているだろうか？
（私は現状に満足しているだろうか？）
私には人生があるだろうか？
（私には人生があるだろうか？）
それともただ生きているだけなのだろうか？
（それともただ生きているだけなのだろうか？）
これらの疑問で自分を抑制したり
悩ませたりしないでおきたまえ
きみの夢の方向へ
きみ自身を示すのみだ
きみの力を音の中に見つけたまえ
そして転換を図るのだ
（転換を図るのだ）
（転換を図るのだ）
（転換を図るのだ）
（転換を図るのだ）
私は考えることばかりに時間を費やし過ぎて
十分やっていないのではないだろうか？
私はどの夢に対しても
自分自身の最大限の努力を尽くしているだろうか？
自分が出来ると分かっていながらも
わざと他人が自分自身を思いとどまらせるように
仕向けていないだろうか？
私が死んだら自分がなれたことや出来たことを
絶対に知ることはないのだろうか？
これらの疑惑で自分を抑制したり
悩ませたりしないでおきたまえ
きみの夢の方向へ
きみ自身を示すのみだ
きみの力を音の中に見つけたまえ
そして転換を図るのだ
（転換を図るのだ）
（転換を図るのだ）
お前には出来ないと
言う人達が出てくるだろう
でもきみはやるのだ（きみはやるのだ）
お前はこれをあれとはミックス出来ない
と言う人達が出てくるだろう
そしてきみは言うのである
『私を見ていろ』（私を見ていろ）
お前には出来ないと
言う人達が出てくるだろう
でもきみはやるのだ（きみはやるのだ）
「冒険はしないそれはリスクを背負う」
と言う人達が出てくるだろう
そしてきみはそのチャンスを
掴み恐れはしない（恐れない）
きみはこれらの疑問できみを抑制したり
悩ませたりしないだろう
きみの夢の方向へ
きみ自身を示すのみだろう
きみの力を音の中に
見つけて転換を図るだろう
（転換を図るのだ）
（転換を図るのだ）
（転換を図るのだ）
（転換を図るのだ）
（転換を図るのだ）
これらの疑問で自分を抑制したり
悩ませたりしないでおきたまえ
きみの夢の方向へ
きみ自身を示すのみだ
きみの力を音の中に見つけたまえ
そして転換を図るのだ
（転換を図るのだ）
（転換を図るのだ）
（転換を図るのだ）
（転換を図るのだ）
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