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心を込めた介護と理想の職場|20年のキャリアが紡ぐ上林さんの物語
きぼうグループでは、「どうすればもっとスタッフが働きやすくなるか」を常に考え、現場の声を大切にしながら職場づくりを行っています。
今回は、「ライフホープ熊取」で働く介護スタッフの上林さんに、職場の雰囲気や仕事のやりがいについてお話を伺いました。
[取材・執筆・校正]
株式会社ストーリーテラーズ 栗田加奈子
20年の経験を経て見つけた理想の職場
――介護業界に入ったきっかけを教えていただけますか?
きっかけは求人広告なんです。この先を見据えると安定した仕事かもしれないと思って就職しました。それから20年、福祉業界一筋です。
最初は病院で看護助手をして、その後介護福祉士の資格を取得しました。そこから介護施設に移りたいと思い、デイケアで働いた後、少しグループホームを経験して、今に至ります。
――きぼうグループを選んだ理由は何だったのでしょうか?
有給休暇が100%消化できるというところに惹かれました。今までいた施設ではなかなか有給が取れないことが多かったので、そこが決め手のひとつです。
あとは、介護業界には人間関係のこととかマイナスのイメージをお持ちの方もいると思うのですが、ここにはそういった問題が全くないのも魅力のひとつでした。とても働きやすいんです!人間関係に悩みがないというのは本当に大切で、それだけで続けていける感じがします。
――ライフホープ熊取の職場の雰囲気はいかがですか?
私にはとても合っていると感じます。以前はデイケアで14年半くらい働いていたんですが、怪我をして一度介護の仕事から離れました。でも、やっぱり介護の仕事が合っていると思い、グループホームで働いてみたんです。
ただ、そこはスタッフが少なくて本当に大変でした。ライフホープはスタッフの数も丁度良いですし、みんな協力的なのでとても働きやすいです。
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上林さんの仕事哲学
――上林さんが一番やりがいを感じる瞬間はどんなときですか?
やっぱり利用者さんとのやりとりというか、関係性ですね。入所したときは不安そうで怒りっぽかった方が、心を開いてくださるのはとても嬉しいです。コミュニケーションで心の距離が近づいていくのがわかるというか…それが本当に嬉しいですし、やりがいにつながりますね。
――介護業務を行う上で、心がけていることはありますか?
仕事柄いつも時間に追われていますが、だからといって雑にせず、何事も丁寧に取り組むように心がけています。自分が介護される立場だったら、雑に扱われるのは嫌じゃないですか。そっけない態度を取られたらショックでしょう。だから、自分がされて嫌なことはしないと決めています。
スタッフに対しても同じです。新人さん相手のときもきつい言葉を使ったり偉そうにしたりしないように…相手がどう感じるか、それを一番に考えて行動するように心がけています。
――上林さんが一番大変だと感じる業務は何ですか?
夏場の入浴介助ですね。私は155cmくらいで小柄なんですが、自分より大きな方を抱えるのが大変です。お風呂は抱えるだけじゃなくて色々やらなきゃいけないので、単純に体力的に大変ですね。でも、みんなで交代しながら頑張っています!
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経験を活かしたサポート役を目指して
――将来的にどのようなキャリアを築きたいですか?
デイケアにいる時に管理職まで経験したので、上に立つ方の苦労や気持ちもわかっているつもりです。現場のことだけじゃなく運営側のこと、もちろんお金のこと、経営のこと、職員のこと、利用者さんのこと…全部考えるのは本当に大変なんです。
だからこそ、そういった方々、施設長や管理者の方を支えられる存在になりたいですね。自分が役職に就くというよりも、大変さを分かる分、下からサポートできる人になりたいんです。思い返してみると、それくらいの立場の時が一番自分の力を発揮できたような気もしますから。
――その目標のために、何か取り組んでいることはありますか?
そうですね、緊急の時に介護職としてできることを増やしておきたいと思っています。なのでAEDの使い方など、緊急時の対応を自分なりに勉強しています。
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――介護業界への就職を悩んでいる方へメッセージをお願いします。
少しでも興味があるなら、まずは働いてみるのもいいかなと思います。少しだけでもいいので働いてみることで、自分に合うか合わないかという答えは出てくると思うんです。
そこで辛いと思ったら無理に続ける必要もありませんし、私みたいに別の介護施設に来たら上手くいくこともあるかもしれない。
どんな仕事でも、自分に合った職場を見つけるのが一番大切です。私には、きぼうグループが合う場所でした。あなたも、もしかしたらそうかもしれない。それは誰にもわかりませんよね。なので、「迷っているなら、一度見学に来てみて」と言いたいです。
――上林さんはとても前向きな方のような印象を受けます。
そうですか。確かに今が一番伸び伸び働けているかもしれません。休みもあるし、心のゆとりもある。職場の居心地がいいのはもちろん、趣味が充実しているというのも理由のひとつかもしれません。
仕事はしっかり頑張って、休みの日は趣味の登山を楽しむ。そのメリハリがしっかりできているから、日々充実しているのかもしれませんね!
――趣味大事ですよね!貴重なお話をありがとうございました。
こちらこそ、ありがとうございました。
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20年の介護キャリアを経て、理想の職場環境を見つけた上林さん。はじけるような笑顔がとても印象的な方でした。その前向きな姿勢と重ねてきた経験は、介護業界で働く人々や、これから介護の道を志す人々にとって、大きな励みとなるでしょう。心のこもった介護と、充実した職場環境づくりの大切さを教えてくれる、貴重なインタビューとなりました。
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