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編集的視点で共に考える戦略広報・PRをご提案します。https://kibitopr.tumblr.com

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マガジン

  • 【地方企業のためのPR・広報戦略】課題解決と企業出版

    地方の企業や団体の方々のために、活動のPRやイメージの向上といった課題を「出版」によって解決しようというご提案です。

最近の記事

まんがふるさとの偉人『顕微鏡の中の星─医師井戸泰ものがたり─』

まんがふるさとの偉人『顕微鏡の中の星─医師井戸泰ものがたり─』(発行:奈義町教育委員会)を制作しました。 本書のマンガの主人公・井戸泰(いど ゆたか)は岡山県奈義町出身で、明治から大正時代に活躍した医学者です。岡山市の第六高等学校第三部(医学部予科)を卒業後、九州帝国大学医学部に進学しました。 九州帝国大学では、稲田龍吉教授と共にワイル病(黄疸出血性スピロヘータ病)の病原体を発見してノーベル医学賞の候補にも推薦されました。しかし、病気に感染して37歳という若さで亡くなりま

    • 「ふえき」をリニューアル

      編集協力及び制作を担当している公益財団法人福武教育文化振興財団の季刊誌「不易」が、今年度5月発行の81号からリニューアルしました。 題字も「fueki」から「ふえき」に変わり、ページ数も16ページから20ページへパワーアップ。 誌面デザインもそれまで担当してもらったタケシマレイコさんからヒラガナ企画さんに交代。 81号の特集は「岡山129のアクティビスト図鑑」。2023年度教育文化活動助成を受けたアクティビストたちを紹介しています。 財団が応援している人たちの明るさ、

      • 【制作実績】ハレノワ通信[WA]創刊!

        9月1日にいよいよグランドオープンを迎えた、岡山芸術創造劇場ハレノワ。 このたび、季刊誌「ハレノワ通信[WA]」が創刊されました! 創刊号では、岡山市長を迎えての創刊記念対談、こけら落とし公演となる「メデア」などオペラ特集、オープニングラインナップについての特集など盛りだくさんです。 劇場の事業内容などを紹介するこの季刊誌は、ハレノワから定期発信される唯一の紙媒体です。吉備人は編集協力で参加しております。 劇場内や県内の公共施設などで配布予定ですので、ぜひ手にとってご

        • 【制作実績】岡山芸術創造劇場ニューズレター「ハレノワレター 千日前から」第2号

          2022年3月発行の創刊号に引き続き、「ハレノワレター 千日前から」第2号が完成いたしました。今回も奥山さんのデザインが映えています! 岡山市民会館に代わる新たな「創造型劇場」として2023年9月にオープンを控える「岡山芸術創造劇場 ハレノワ」。ハレノワレター 千日前からは、この新劇場ができるにあたり、表町・千日前地区の歴史や関連イベントを紹介し、開館までの機運を高めようというものです。 創刊号では、劇場関係者へのインタビューで「劇場とはどんなところなのか」を紹介、劇場の

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        • 【地方企業のためのPR・広報戦略】課題解決と企業出版
          10本

        記事

          目的は社員教育に

          【地方企業のためのPR・広報戦略】課題解決と企業出版 その10 10回シリーズでお届けしている「地方企業のためのPR・広報戦略」。本日が最終回です。 企業の課題解決のために企業出版はどのような役割を果たすのでしょうか。 社史編纂、企業出版に関してよくある質問は、 ①本を出したいが、どこに頼んでいいのか分からない ②作っても売れないでしょう ③作るからには「売れる本」にしたい ④電子書籍は出来るの? ⑤だれかに書いてもらいたい ⑥どんな資料が必要なのか分からない ⑦完成

          目的は社員教育に

          出版社だからこそ

          【地方企業のためのPR・広報戦略】課題解決と企業出版 その9 実際、社史を編纂する場合、どんな作業が必要なのでしょうか。社史の編纂手順を基にどんな作業があるか、挙げてみます。 ①出版の目的を明確にする ②資料の収集 ③年表の作成 ④目次案の構成 ⑤構成案に基づくインタビュー ⑥社員、OB、周辺人物へのインタビュー ⑦基本原稿の作成 ⑧写真・図版類の収集、整理 ⑨⑧のデータ化 ⑩テキスト+図版による原稿化 ⑪編集制作作業 ⑫校正 ⑬組版データの作成 ⑭印刷 ⑮製本 ⑯配布

          出版社だからこそ

          企業姿勢を伝える

          【地方企業のためのPR・広報戦略】課題解決と企業出版 その8 あなたの会社には、その会社の姿を記録するもの、何がありますか? 会社案内 自社のホームページ 社内報 周年記念誌 その他 企業出版は、本をつくることが目的ではありません。つくる過程で、社内の共通認識、意識の共有をはかる、そして、それを「文字」にし「記録」することがたいせつです。 これまで『岡山ガス100周年記念誌』『下津井電鉄100年のあゆみ』など、100年以上の歴史を誇る企業の社史を編纂してきました。

          企業姿勢を伝える

          その企業ならではのドラマ

          【地方企業のためのPR・広報戦略】課題解決と企業出版 その7吉備人出版は、設立して2016年で丸21年を迎えます。これまで約540点の本を出版してきました。書店で販売していない私家版の歌集や自分史、報告集などのようなものを含めると、その倍くらいの数になるかもしれません。 本をつくるとき、著者にいつもお願いするのは、「それはあなたにしか書けない内容ですか」と。逆に言えば、その企業、その企業の社長さんでなければ書けない話というのは必ずあるのです。 その一つが「会社の歴史」です

          その企業ならではのドラマ

          ブランド構築

          【地方企業のためのPR・広報戦略】課題解決と企業出版 その6毎日の新聞を読んでいて、「◎◎さんが出版」という記事をよく目にします。吉備人出版が本を出した場合、新聞掲載される確立はかなり高いものです。 今日はその一部を持ってきていますが、メディアでの取り上げられる率は、出版物の場合かなり高いと言っていいでしょう。 次に挙げるテレビ番組見たことはありますか? プロフェショナル仕事の流儀(NHK) 情熱大陸(TBS系RSK) カンブリア宮殿(テレビ東京系テレビせとうち) 次

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          何が優れているのか

          【地方企業のためのPR・広報戦略】課題解決と企業出版 その5ここで、「企業出版」に焦点をあてて話をすすめていくために、簡単に「企業出版」について定義しておきます。 企業出版とは、ひと言でいえば、出版を業務としていない企業が、出版活動に取り組むことで、自らの抱える課題の解決を図ること――ではないでしょうか。 具体的な例を紹介しましょう。 【事例②】 (株)おかやま工房の河上祐隆社長の課題は、自身の会社及びそのビジネスの知名度、信用度のアップでした。社長の言葉で表現するの

          何が優れているのか

          元気になるビジネス書

          【地方企業のためのPR・広報戦略】課題解決と企業出版 その4ビジネス書といってもいろいろなパターンがあります。 A)経営者自身が書いた本 B)経営者を描いた本 C)「経営」について書いた本 D)「企業」について書いた本 手元にあるビジネス書のヒット作でみると…… 南場智子『不格好経営 チームDeNAの挑戦』A→D 松井忠三『無印良品は、仕組みが9割-仕事はシンプルにやりなさい』A→C 渡辺 満『なぜ人はジュンク堂書店に集まるのか』D(著者:元社員) 勝谷誠彦『獺祭

          元気になるビジネス書

          地方の企業は地方で

          【地方企業のためのPR・広報戦略】課題解決と企業出版 その3日本の出版事情について、少し見てみましょう。 2014年の出版統計の数字ですが、日本の出版売上1兆8332億円、うち書籍が8614億円、雑誌が9717億円です。 年間(2014年)の新刊点数は、8万2204点(過去最高)でした。これを365日で割ると、225点。つまり毎日225点の新しい本が生まれているのです。 日本には出版社と名のつく会社が約3676社あります。これは、前年より58社減っています。所在地は東京

          地方の企業は地方で

          課題は何でしょう?

          【地方企業のためのPR・広報戦略】課題解決と企業出版 その2企業活動は、その企業が掲げた「理念」の実現に向かって、立ちはだかる課題を一つひとつ解決していくことの連続のようなものです。 例えば、売上をアップしたい、ブランド力をつけたい、従業員のモチベーションを高めたい、販売エリアの拡大、事業の承継、新規事業の立ち上げ、周年記念事業の計画、リクルート対策……どれもこれも重要な課題ですが、企業が存続していくためには一つひとつ解決策を考え、実践していかなければなりません。 具体的

          課題は何でしょう?

          はじめに

          【地方企業のためのPR・広報戦略】課題解決と企業出版 その1自分や自分の会社のことを本にしようと思ったことはありませんか? 自分の会社の本が書店に並んだ状態を想像したことはありませんか? 地方の企業やNPO法人など団体で活動している方のために、その活動のPRやイメージの向上などそれぞれが持っている課題の解決方法の一つとして、本を出すこと、つまり「出版」という方法があることをご存じでしょうか。 日本の出版業界は東京を中心に動いています。 国内には4000社近い出版社がありま