寝るな!食え!
雪の中で一日働くと、とてもお腹が空く。普通の摂取カロリーでは足りなくて、甘い物が欲しくなったりするけれど、我慢して食べなかったりするとどうなるだろうか。
「寝るな!寝たらタヒぬぞ!」というやつだな。
低体温症とその対策についてWikiで調べてみた。
アルコール類を飲ませるのは良くない(熱放射を増やし、体温調節の中枢を麻痺させる)とは聞いていたけど、急に手足を温めるのも良くない(ウォームショック:血圧低下、アフタードロップ:中心体温の低下)というのがあるんだ。
中度以上の低体温症では、安静にして医療機関に送るしかできることが無いみたいだ。この段階では、手足のマッサージも止めたほうがいいと。
体温31ー32℃あたりで意識混濁になるらしいが、そのときに「寝るな!(びんたびしびし)」するのは意味があるとは思えない。
‥‥今日は朝から働いていると、16時を過ぎたあたりで急に寒気を感じるようになった。雪とともに風も吹いてきたけど、気温低下のせいだけではなさそうだ。
因幡や伯耆あたりで言うところの「ひだる神に憑かれた」と言うような状態だったのかもしれない。
夏や秋に吾妻連峰の稜線を歩いていたときにも、似たようなことがあった。お昼を食べたあと歩き続けて、17時過ぎに泊まりの山小屋へ入った頃に、寒気を感じて震えが止まらない。
時間的にもだいたい一致するな。
山の上で日中歩いているうちは、今日の場合は枝を切っているときには寒さを感じないけれど、夕方に手を休めて立ち止まったり、荷を下ろして坐ったりしたとき、それまでは気付かなかった血糖値の低下とか体温の低下とかの影響が、身体の症状として出てくるのかもしれない。
ならば、同じような状況が予想されるときには、15時以降に飴とか羊羹を食べるとか、ガスで湯を沸かして何か飲むとかすれば、身体機能低下のリズムをずらせるのかも。
レトルトカレーの封を切って中身をスプーンですくって食べるのも効きそうだな!
(2023.2.3)