京都 神社巡りたび 其の一
晴明神社へ
京都駅から9番のバスに乗って、一条戻橋のバス停を降りると目の前には
晴明神社
五芒星の鳥居をくぐると左手の緑の木の下に一条戻橋。その橋の左側に式神像。
今はこの境内に移設されているが、ここにある欄干親柱は、大正時代から平成7年まで実際に使われていたらしい。
そう聞くと、昔この地にいた人や、いろんな人が通ったのだと考えると感慨深い。
あの世とこの世を繋ぐ橋。
私も少なからず、占いに携わっている身としては「安倍晴明公」にお会いするなんてと少々興奮気味。
朝、早めに着いたので人も少なくて、境内をゆっくりみて回ることができた。
こじんまりとした境内なので、程よく歩ける。
ご本尊にお参りの後、これまた左側に晴明公が鎮座しておられ、あぐらをかいて座っているその御御足がなぞられて光っておりましたので、
私もなんぞ、あやかりたいと思う一心で、御御足を手で摩る
御朱印やお守りの授与所の中の天井壁に有名人の絵馬がずらり。
いろんな人が参拝に来てるのねぇ〜
そして、見つけました。安倍晴明公に縁のあるお名前を。
安倍晴明役をされた野村萬斎さん、小説家の京極夏彦さん
妖怪界の荒俣宏さん、そして占い界の重鎮、鏡りゅうじさん。
手相占いの島田さん。最近は怪談師のYouTuberでもありますね。
そうそうたるメンバー。
やはり占いや妖怪。私、日本文化オカルト愛好家としては、
どうしても外せない場所ね。
御朱印もここ数年封印していたので、5年ぶりに復活。
しばらくの御朱印ブームが少し落ち着いた感があるので、ちょうど良い感じ。
なんでこんなにブームになったんだろうと考えるに、
私も含め、やはり将来が不安なんだと思う。
御朱印はキッカケに過ぎず、なんとか祈願して今を乗り切りたい思い。
そもそも、占いやお参りが流行る?時って、時代が不穏な時とか、
不景気な時って言うからね。
まさに、この10年ほどは右肩下がりに徐々に不安が積もる時代の象徴かも。
神仏に人は救われているよね。
晴明公も病気や妖怪、もののけを式神を使って退治したりしてるものね。
平安時代は、人に恨みを持って呪う呪術が流行りすぎて、政府から禁止令を出されたほど。源氏に滅ぼされる前の平安時代に今の令和は似ているかもしれんなとも
思ったりして。
既得特権者が暴利を貪り、バランスが崩れ始めているように映っているように感じるけど。真相はどうなのだろう。
ただ、現代の源氏がどこからやってくるかは見えないけど、
歴史は繰り返されるものだから。
もののけに取り憑かれないようにご用心。
とかなんとか思いながら、晴明神社を後にした。