フリーランスで本格的な仕事デビュー：まず初めにやったこと（6つ）
新人時代の初の仕事の部隊はメーカーのマーケティング本部。大きなお金が沢山動いていて、大学卒業したての私は少し、そのどんどん使われていくお金の流れに圧倒されていた。そして学ぶばかりの自分に2桁のお給料が入ることに、会社に恩返していくことを覚悟した。
なのに私は、そこから舞台を2つ変えた。
かつて、何百人もいたマーケティング本部の一人でしかなかった私が、今お世話になっている会社の社長の下でマーケティングを一人でやることになった。その時、実践したことは以下６つ。
１．５冊の本を読む
写真にある５冊の本をまずは読み始めた。
数あるマーケティング本の中から何を読むのかのセレクションはすごく難しいのだが、「ひとりマーケター」以外の４冊は、社長からの推薦図書。かなりの読書量を日々こなしている社長セレクトだけあって、学ぶにはとても良い本で、この世界を体系的に理解することができた。この４冊を読むと、あっという間に打ち合わせで全く分からなかった言語も理解でき、全体像が明確になった上で何をすべきかが理解できる。マーケターとしてのスタート地点に立てた気がする。
２．FacebookとTwitterの個人のアカウントを作成する
「BtoBデジタルマーケティング」の担当となり、一番、自分でも、今までの自分と正反対の世界！？と思ったのは、この私がデジタルをやる？！ということだった😢
公務員の世界はご存知の通り危機管理の観点から、クラウド上でサービスを展開するあらゆる便利ツールが使えない。働き方改革の担当をしていたので、デジタルの世界をうまく活用したいという、公務員の中では前向きな考えの持ち主であったとは思うけれど、全然DXが進まない公務の世界に１４年も居てデジタル音痴もよいところ。
さらに、FacebookやTwitterも仕事がらみでの発信が守秘義務がある関係でなかなかしづらいところもあったこと（今思えば工夫次第。どんどん発信してもよかった）や、Facebookで発信している人達、経歴や毎日がキラキラ✨しているようにどうしても感じて、まぶしすぎて圧倒されてしまう感覚も苦手で、個人アカウントを削除してしまった状態だった。
でも、これはやらねば、と思った。今更だけど、自分なりのSNSとの世界との付き合い方を構築すればいいし、このご時世、使ってみないと世界の一部を知らないことになる。
ただ、困ったのは、何を発信するか、ということ。大して個性も能力もない私がプライベートをオープンにしたり、思ったことをオープンにしても面白くない・・・。迷いながら、そうだ！読書して感動しても、詳しい事ってすぐに忘れてしまうので、備忘録的に読書感想文をアップしていこう、と思った。
ここで私のFacebookのリンクを貼ればよいと思うのだが、ビジネスの名刺替わりになるよ、と言われながらも、やっぱりまだ私はさらけ出せない。記事は友達のみの公表なので、そこに記載している内容は少しづつここでも記していこうと思う。
３．上記の本の著者のSNSをフォローする
私自身のFacebookを開設しても、最初は友人が少なすぎる。だったら、１．の本を読んで、学べて感謝しているので、その著者たちをフォローしてみることにした。すると、どんどんマーケ関連の広告が出てきて、面白い。そして、わざとそのマーケ関連の広告をクリックをしたりして、AIが私の行動（マーケに興味がある）を推測するよう仕向けた。
４．BtoBマーケティング関連のセミナーを受ける
３．で出てきた広告や、１．の著者たちの発信する情報や、著者とつながっている人達もフォローしたりして、目にするセミナーを手あたり次第申し込んだ。ただ、真剣にきいたセミナーは２つほどで、後は仕事や家事をしながら聞いたり、予定が合わなくて不参加だったりだった。
でも、なんとなく、この世界にいる人たちの傾向や、話している内容の共通項が何か、分かってきた。
５．まず、セミナーの広告をFacebookで出してみる
これがとても苦労した。「簡単に出せる」そうだけど、metaの説明は分かりづらく、全くのFacebook初心者がいきなり広告をトライアルで出すことになったものの、仕組みがある程度分からないと出稿するのもとても怖く、理解するのに時間がかかった。調べてみて、情報が溢れていて、その情報も少しづつ違っていたりして、、、まず一つ学んだのは、完璧に仕組みを理解しなくてもいいのだ、ということ。これ、公務の世界にいた私にとって気持ち悪い！
けれど、metaのサービスはコロコロ変わるし。最低限の押さえておくことが何かを見極め、そこでまずはやってみる精神が大事だという事が分かった。
ビジネスページでビジネスマネージャーとして広告を出稿する方法、単なる企業広告を個人アカウントで出す方法などの差も分からなかったが、まずは、後者で広告を２回ほど出した。
ビジネスページからの広告出稿については、youtubeで分かりやすい設定の仕方の動画を見つけたものの、実は今置かれている状況が複雑のようで、１か月以上たった今も設定がうまくいかず、やっと見つけたmetaのサポートセンターに問い合わせをする予定。（その後無事設定完了）
６．セミナー受講後に連絡のあったマーケ企業の営業担当者の話をきいてみる
１．の本で記載の通り、ＳＮＳ広告でセミナーに参加してもらい、リード顧客獲得をし、申し込むと、営業部隊が動き出す。私にもそんな連絡が数社から来た。電話だったりメールだったり。
まだこの世界新参者の私だが、折角だから、世の中のマーケティング支援会社がどんなサービスを提供しているのか聞いてみることにした。これは世界を知るのにとてもよかった。
右も左も分からない全くの初心者中の初心者である私がまずやったこと、６つを綴った。この期間約１か月。
Marketingのロマンはまだ、まだつかむことが出来ないけれど、なにか動き出しているものがある。ふつふつふつ、と心が動き出している。
私の仕事人生の土台を作り、大切の人が沢山いる今までの世界を握りしめて、もう片方の手で扉を開けて、新しい世界に一歩歩き始めた。