精神不安の病型
今日も勉強してきました中医学。
今日は自律神経失調症の話や、精神不安の話を教えていただきました。
精神不安の病型の種類
心脾両虚
心、脾の血が足りていない状態を表します。
肝気鬱結
ストレスが溜まると気の流れが悪くなり、滞ってしまいます。
心肝火旺
心と肝の火が同時にあらわれる状態で、肝火が上炎して心火を煽るために発生します
陰陽両虚
陰陽がどちらも不足している状態です。長期的に放置してしまうと陰陽両方の虚が進行し、陰陽両虚証となります。さらに陰陽両虚をそのままにしてしまうと、陽も陰も失われた状態、つまり死に至ってしまいます。
心腎不交
ストレスが原因で腎の陰が不足することで、心の陽を亢進させてしまい、制御できない状態を表します。
もともと心(火)の陽気が腎(水)の陰液を温ため、腎(水)の陰液が心(火)を滋養して陽気を抑制するのが通常であり、心腎不交はこの正常の関係が失調したものです。
気滞
気の流れが滞った状態を言います。
気滞血瘀
気や血は常に流れていることで正常な働きをすることができます。気滞血瘀は、ストレスや運動不足などで気と血の流れが滞った状態です。
精神的に不安があるということはこの分類のどれかに当てはまります。
気血津液、五臓のバランスが崩れるのは色々な原因があります。
先生がよく言うのは、
「楽な姿勢で目を瞑ってください。その状態で、何か感じることがあればそれは病気です。
もし喉が乾いてるなら、まず何か飲んでください。飲んだ後でもまだ喉が乾くのであればそれは口渇という症状になります。」
健康な人は何も感じないそうです。
なんだか肩が凝ってる、なんだか元気がない、なんだか夢をよく見る。
なんだが胃が変な感じがする。
西洋医学で検査をした結果、何もないと様子を見ましょうと言われます。
でもそれは中医学では治す対象の症状になります。
何か不快に思う、それは体からのサインです。
自分の体が出してるサインを見逃さずに、健康寿命を伸ばしていきたいですね。