見出し画像

歯磨きをしててもついてしまった猫の歯石とり!頑張れ猫ちゃん

猫の歯石は多くの飼い主にとって気になる問題です。歯石が蓄積すると、口臭や歯周病の原因となり、放置すると猫の健康に悪影響を与える可能性があります。しかし、歯石の除去には麻酔が必要であるため、できるだけ歯石が溜まらないように予防が重要です。そう思った実家の母は、飼い猫の太郎に毎日歯磨きをしていました。ですが、やはり、歯磨きをしていてもなお、歯石はついてしまい、10歳になる太郎の歯石は歯を多い被す様なものでした。



写真撮影:母


写真撮影:母

猫の歯石が付きやすいたべものとは?

猫の歯石は、特に炭水化物を多く含む食材や、糖類を多く含むものが影響を与えます。市販のドライフードやウェットフードには炭水化物が含まれていることが多く、それが歯に残ることでプラーク(歯垢)が形成され、最終的に歯石へと変化します。具体的には以下の食材に注意が必要です。まぁ、実家の猫は100パーセント母の手作り猫フードだったんですが、やはり人もそうですが、歯磨き後に歯間ブラシでも使えない限りは難しいんでしょうね。

  • ドライフード:一般的に猫の主食として与えられていますが、歯の間に挟まりやすく、これが歯石の元となることがあります。

  • 柔らかい食べ物:ウェットフードや缶詰の柔らかい食事も、歯に残りやすく、歯石の形成を促進する場合があります。


画像生成:Aoi

猫の歯石の予防ためのケアは?

歯石を予防するためには、まず日常的なケアが重要です。

  • 歯磨き:猫の歯を定期的に磨くことで、プラークが歯石になる前に除去することができます。市販されている猫専用の歯ブラシや歯磨きペーストを使用すると良いでしょう。少しずつ慣らすため、最初は指で歯や歯茎に触れる練習をし、その後に歯ブラシを導入します。

  • デンタルケア用のおやつやフード:歯垢や歯石の予防をサポートする成分が含まれている専用フードやおやつもあります。これらは猫が自分で噛むことで、歯に付着する汚れを物理的に除去する効果があります。

虫歯になった猫ちゃんはどんな影響があるの?

歯石や虫歯が猫に与える影響は、思っている以上に深刻なものです。猫は人間と同じように、口腔内のトラブルが全身の健康に影響を及ぼすことがあります。

1. 口臭(悪臭)

歯石や虫歯が進行すると、口臭が強くなります。これは、口腔内で細菌が繁殖しやすくなり、歯周病や炎症が発生するためです。飼い主が気づく最初の兆候の一つが口臭です。

2. 歯周病

歯石が蓄積すると、歯肉炎や歯周炎などの歯周病を引き起こします。歯周病になると、歯茎が炎症を起こし、痛みを伴い、最終的には歯が抜け落ちることもあります。歯周病は口内だけでなく、全身にも影響を及ぼすため、早期治療が重要です。

3. 食欲不振

虫歯や歯石による歯茎や歯の痛みは、猫の食欲に直接影響します。痛みのために食べることが難しくなり、食欲不振や体重減少が見られることがあります。特に硬いドライフードを避け、柔らかい食べ物しか食べなくなることが多いです。

4. 全身への影響

口腔内の細菌が血流を通じて体内に入り込むと、心臓や腎臓、肝臓などにダメージを与える可能性があります。これを「歯原性感染症」と呼び、重篤な場合には命に関わることもあります。特に、歯周病の進行が全身疾患の原因となることが多いそう。怖いですね。

5. 行動の変化

歯の痛みや不快感から、猫が機嫌が悪くなったり、攻撃的になることがあります。普段は大人しい猫が、急に触られるのを嫌がったり、食事時に怒るなどの行動変化が見られる場合、口腔内の問題を疑うべきです。

6. 歯が抜け落ちる

歯石や虫歯が進行すると、歯が弱くなり、最終的には自然に抜け落ちてしまうことがあります。特に高齢の猫では、歯が抜けると固形の餌が食べにくくなるため、栄養不足に繋がる恐れもあります。

大事な猫ちゃんがすでに歯石があると思ったら?

歯石が既に固まってしまった場合、動物病院での処置が必要です。この際、猫のストレスや痛みを最小限に抑えるために、麻酔が用いられます。麻酔を使うことに不安を感じる飼い主もいるかもしれませんが、適切な管理の下で行われるため、安全性は確保されています。歯石の状態が進行する前に、定期的な検診を行い、早期に予防策を講じることが最も効果的です。
実家の可愛い太郎は、歯石に包まれていた歯が2本虫歯で、手術の時に先生が虫歯になっていた歯を抜いてくれました。
虫歯をそのまま放置しておいても良いこともないので、本当に良かったなと安心しております。全ての猫ちゃん、飼い主さんが安心して楽しく過ごせるためにも歯は大事ですね

手術後でやっと帰ってこれた太郎

まとめ

猫の歯石は、日々のケアや食事の選択によって予防できることが多いです。特に、歯磨きの習慣をつけることで、麻酔を伴う処置を避けられる可能性が高くなります。猫の健康を守るためにも、日常的なデンタルケアを心がけましょう。


いいなと思ったら応援しよう!

碧 aoi
いつもnoteを読んでくださってありがとうございます!保護猫活動と、自分の夢である国際中医師になるための勉強を頑張っています。もしこの記事が少しでも心に響いたら、猫たちや私の未来の一歩にチップで応援していただけたらとっても嬉しいです!

この記事が参加している募集