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ハリーポッターシリーズ、マクゴナガル先生からもらった勇気

「ハリー・ポッター」シリーズのマクゴナガル先生役を演じた女優のデイム・マギー・スミスさんが、乳がん治療中にもかかわらず撮影に臨んでいたという話を聞いたとき、胸が熱くなりました。そのニュースを知った瞬間、彼女の強さとプロフェッショナリズムに深い感銘を受けると同時に、自分自身の経験が頭に浮かんできました。

乳がん治療は、私にとって本当に過酷で辛いものでした。診断を受けたときはもちろんショックでしたが、その後の治療はさらに大きな試練となりました。
癌だとわかった時から辞めるまでの仕事での脳内がぐちゃぐちゃした感じ。仕事辞めた後、あー、これから人生どうなるんだろうという落胆さ。大事な人たちに心配をかけてしまっているという罪悪感。
メンタルが落ち込んで沈んでいた日々。
いざ治療が始まり手術、化学療法……どれも体にかかる負担は大きく、精神的にもかなりのダメージを受けました。体力が削られ、気持ちも沈みがちになる中で、トイレに行くだけで動悸がひどく、立ち上がれないくらいになり、日常生活すら難しく感じることが何度もありました。

画像生:Aoi

そんな中で、デイム・マギー・スミスさんが、治療を受けながらも映画の撮影を続けていたという事実に心を動かされました。あの「ハリー・ポッター」シリーズの中で、マクゴナガル先生の厳しくも温かいキャラクターは、私たちにとって欠かせない存在でした。その背後で、彼女が自分の身体と向き合い、がんという病と闘いながら撮影に臨んでいたということは、ただただ驚きです。演技者としての誇りと責任感、そしてその強靭な意志は本当に素晴らしいものであり、簡単に言葉にすることはできません。

私は、自分の治療中、ただ日常生活を送るだけでも精一杯で、何か新しいことに挑戦する気力さえなくしてしまったこともありました。でも、彼女はその状態で、世界中のファンに愛されるシリーズに貢献し続けていたのです。毎日、カメラの前に立ち続けるということは、どれだけのエネルギーを必要とすることでしょうか。その裏で、どんな痛みや苦しみを抱えながらも、彼女はそれを乗り越え、スクリーンの中で生き生きとしたキャラクターを演じ続けたのです。

この話を聞いて、私も自分自身の力を信じてみようという気持ちが芽生えました。私も治療を乗り越えてきたことに誇りを持ち、これからも自分の道を歩んでいこうと、勇気をもらいました。がんという病に向き合うことは、誰にとっても大きな挑戦です。しかし、それを乗り越えて自分の夢や目標を追い続ける人々の姿に、私も力をもらいます。

デイム・マギー・スミスさんのように、困難な状況にあっても自分を信じ、前に進むことの大切さを再認識しました。治療中に撮影に挑むという彼女の姿勢は、まさに「勇敢さ」の象徴です。私も、これからはもっと強く、自分の人生を前向きに生きていきたいと思います。難しい時期を過ごしている皆さんも、どうか自分を信じてください。私たちは一人ではないし、その中で何か小さなことでも「やり遂げた」と感じられることがあれば、それは大きな一歩です。

「ハリー・ポッター」シリーズを観るとき、これからはただのエンターテイメントとしてではなく、背後にあるキャストの努力や困難を乗り越えた強さにも敬意を払って観ることができるでしょう。
マクゴナガル先生の言葉にもあったように
「時には、立ち向かう勇気が必要です。」
その勇気を持ち続けたデイム・マギー・スミスさんに、心から感謝し、これからも自分の道を信じて進んでいきたいと思います。

彼女の強さに触れたことで、私もまた一歩前に進むことができました。

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碧 aoi
いつもnoteを読んでくださってありがとうございます!保護猫活動と、自分の夢である国際中医師になるための勉強を頑張っています。もしこの記事が少しでも心に響いたら、猫たちや私の未来の一歩にチップで応援していただけたらとっても嬉しいです!