多摩川の起点から河口までを走る【2日目】
2日目スタート(青梅駅)
前回小河内ダムから青梅駅までランニングしたので、今日は青梅駅がスタート地点である。自宅を出た段階では小雨がパラついていたが、止む予報だったので決行したところ、青梅駅に降り立った時には雨が止んでいた。おー、こんなにも計算通りだと嬉しいねえ。さて、まずは青梅街道旧道を走る。ほほう、さすが昭和の町。風情があるねえ。
しかし、このまま青梅街道旧道を進むと多摩川から離れてしまう。事前の調査によると、いわゆる多摩川河川敷(正式名称多摩川サイクリングロード)は、羽村取水堰が起点の模様。それまではできるだけ多摩川に沿った道を走るしかない。そこで、青梅街道旧道から線路沿いの脇道に入ったところ、東青梅駅と河辺駅の間であずさに遭遇した。おーい、あずさちゃんに会ったらまた故郷を思い出してしまうではないかーい。しかし、なぜこんなところにあずさが。鉄道ファンでわかる方がいらっしゃったら教えていただきたい。
羽村取水堰
羽村駅から南下し、羽村取水堰に到着した。ここから一部の水が玉川上水に分岐する。その堰が表紙の写真である。レンガ造りで趣のある堰だ。昭和以前に作られたものだろうか。そして、併設されている公園には、2人の侍が。この侍、玉川兄弟(とってつけたような名前だけど)といって玉川上水を作った人たちのようだ。重機のない時代によく頑張ったねえ。
おっといかん、ここで大分時間を費やしてしまった。走らねば。事前の情報通り、ここからサイクリングロードが始まっていた。最初から都心のサイクリングロードと同じような造りだ。ただ違うのは、人がいない。
50kmポスト
羽村市を抜けて福生市に入った。すると、「海から50k」との表示があった。そうか、河口まであと50kmか。長野県で言うと、伊那市から松本市までの距離だ。そう考えると結構あるなあ。
立川でなぜかサイクリングロードが生活道路に
福生市から昭島市を抜け、立川市へとやってきた。すると、「ここから一部区間サイクリングロードは生活道路になります」みたいな看板が。ん?と思いながら進んでいくと、以下のような感じに。立川市はお金があるだろうに、なぜここだけ整備しないのかねえ。住民が立ち退きを拒否しているのだろうかあ。気になるねえ。
2日目ゴール(是政駅)
立川市から国立市を抜け、府中市に到達した。そろそろ走り始めてから30kmになる。ここからはどうやって帰るかを考えながらゴール地点を決めなければならない。30km手前でJR南武線の橋をスルーした。ここでやめてもいいのだが、この付近に南武線の駅はない。
そのすぐ先に、是政橋が見えてきた。おお、橋の側に是政駅がある。よし、今日はここをゴールとしよう。距離もジャスト30kmとなった。ちょうどいい。
ところで、是政駅は西武鉄道西武多摩川線の終点であるが、この西武多摩川線、終点で南武線に隣接し、道中京王線とクロスしているのに、いずれも乗換駅が存在しない。したがって、行先は武蔵境駅という微妙な駅(失礼)一本だ。他の鉄道会社のことなど気にしない、なんとも男気を感じる盲腸線だねえ。