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【その時が来るまでじっと待つ】

先日公開したゲームやYouTubeについてのブログに、もう少しだけ補足いたします。


小6になって本人の意思を再確認、晴れて正真正銘の「中学受験生」となった娘。

ゲームこそやめられたものの、通塾日や勉強量が増えた反動でYoutubeをダラダラ観る時間はかえって増えてしまいました。(泣)


5年生の中盤ぐらいから一気に女の子っぽくなり、兄とは正反対に着る服や持ち物、髪型にもこだわるようになった娘。

愛読書は「二コラ」というローティーン向けのファッション誌。

Youtubeで観る動画も「二コラ」に出てくるような女の子たちがキャピキャピしてるもの。もう釘付けになって目を輝かせています。


きっとキラキラと輝くような青春がしたいんだろうな。受験勉強なんて青春とは正反対だもんな。

彼女の心の声が容易に想像出来ます。


そんな娘に対して僕が抱いていた思い。

・受験生としての自覚は??
・現実逃避してる場合じゃないのでは??
・塾に通うのにも模試を受けるのにもお金がかかっているんやで??

といった感じです。


特に音楽を聴きながらの勉強には、本当に苦虫を嚙みつぶすような思いでした。娘曰はく「学校の宿題をやる時だけだから」と。

1曲ずつ丁寧に選曲するのにいちいち時間かけているものだから、宿題自体がなかなか終わらない。

もう本当にイラつきました。

何度もipadを取り上げようとしました。本当に家のWi-Fiをしばらく切ってしまおうとも。


プレジデントファミリー
最新号(2022年秋号)には子供にゲームをやめさせる方法について次のように書かれています。

親がゲーム機を預かり物理的に出来ない状態にしてしまい、それで出た何らかの成果を子供に実感させる。

なるほどです。でも、

子供が素直に言うことを聞いてくれたらそれも出来るんですけど、猛反発を食らうと無理なんですよね。

という訳で結局僕らは最後まで、彼女が反抗するのを力付くで押さえ付ける的なことは出来ませんでした。

そしてそれがたまたま功を奏したと言えるのですが…

ここで我が家が辿りついた境地はひとつ。

本人が自分で気付いて間引いていくのを待つしかない、ということです。


我々親にとっては、受験本番までもう1年しかない、半年しかない、というような制限時間の強迫観念が常に付きまとっていますが、

子供たちにとっては、あと1年もこんな生活をしないといけないのか、まだ半年もあるのか、なんです。きっと。

そしてもしかすると、残された時間から逆算して、体力的にも精神的にもギリギリ自分が平静を保てるペースを算出しているのかも知れません。

なるほど娘は、ようやく夏休みが終わる頃にipadを横に置いての勉強はなくなりました。塾の自習室に最後まで残ったり、先生や兄に自主的に分からない問題を質問し出したりしました。

今さら遅いわって思いも過ぎりましたが、果たしてそうでしょうか。

真剣に勉強を始めるのなんて早ければ早い方がいいに決まってる、って言われれば確かにそうなんですが、本当にスイッチを入れるのにいつがベストなタイミングだなんて分からないのでは??と、自問自答。

どうしても乗りたい電車の時間に間に合わなかったお陰で、こんな素敵な出会いがあったなんてことは人生の中ではいくらでもあります。


我々親に出来ることは、ただひたすら待ってあげることだけです。彼らはきっと自分にとってベストなタイミングを自分で分かっています。

少なくとも我々は、そう信じてあげることにします。

ありがとうございました!

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