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学校に行けてない長男と勉強の話

長男の話。

絶賛登校拒否中の息子である。

勉強ができないorz

勉強ができないというのは、バカだと言っているのではなくて、とにかく勉強を始めると気分が落ちて勉強を維持できる状態では無くなってしまう。

1人ではできない。お父さんかお母さんにそばにいて欲しい。分からないのが悔しい。分からないことを理解できる前に解説されるとさらに悔しい。

自分のペースを乱されると集中して勉強できないと言うので、じゃあ自分で教科書を読めと言ってみたが、教科書を読むと悲しくなるという。
分からないから悲しいのかと、一学年下の教科書読めとやったが、やっぱり悲しい。

最初は、こっちからすればワガママにしか聞こえないいろんな理由をつけまくっていた息子だが、ゆっくり話を聞いて掘り下げてみると、学校を思い出してしまう、が根本的な理由なのだと思う。
勉強をするという行為全体が、悲しい記憶を思い出す。

HSC(Highly Sensitive Child)というのがどういうものかを最近教えて貰った。今の医者も前からそう診断していたし、多分、もっとずっと前から言葉自体は聞いていたんだろうけど、最近、ちゃんと本を読んで、ようやくそこそこ理解できた。

非HSCの人に比べて、いろいろなことを敏感に共感してしまう。その特徴をみると、多くが息子にも当てはまり、おそらくそうなのだろうな、と思う。そうだったのか、と思う。ワガママにしか聞こえないようなこと一つ一つが、本当に切実にそうだったのかもしれない、と、思った。

10を言っても1しか入らない子供が多い中、1を言っただけで10受け取ってしまう子供たち。
1を聞かすために10を言うのが当たり前の学校の中で、息子はずっと100ずつ受け取り続けてきたのかもしれない。
それが積もり積もってとうとう学校を少しでも連想すると気分がドン底に沈んでしまうようになってしまったのだとしたら、それは大変だったねと思うし、気づけなくてゴメンねと思うし、今この段階で言ってくれてありがとうと思う。

先日、珍しく勉強する気になっていたので、一緒に算数を始めたが、一番最初の問題の1/5+0.7で間違えて号泣して勉強どころではなくなってしまった。
まず1/5を小数点になおせよと言っても、分からないー!と泣き叫ぶばかり。

ムカーッという気持ちをグッと抑え(w
とりあえず落ち着くまで(半日後くらい)待って、算数の話するよ、と話しかけた。

「0.1ってあるじゃん?」「うん」「0.1が10個集まると1じゃん」「うん」「んで今度は1/10ってあるだろ?」「うん」「1/10が10個集まると1じゃんか」「うん。わかる」「ってことは、0.1と1/10は一緒なわけだよ」「あーそうだね」「0.2は2/10で、さらに約分すると?」「1/5」「そう。10分の何、に変換すると、分かりやすいかも」
みたいなやり取りをして、その後ことあるごとに問題を出した。

「1/10+1/10は?」
「…1/5」
「正解。1/10+0.1は?」
「1/5」
「2/10+0.1は?」
「3/10」
「0.4+1/5は?」「0.3+1/2は?」「0.2+0.4を分数で答えて」「3/10+1/10を小数点で答えて」「1/2+1/5を小数点で答えて」
みたいに、少しずつ難しくしていく。
もちろん一回でそこまで進まない。大抵5問目くらいで分からないとなってしまうので、その時はまた問題を出す時を改めた。

難易度を5段階とすると、1〜2段階までやって疲れたらやめて、しばらくしたら次に2〜3段階をやってみるって感じで、少しずつゆっくりやった。

で、5日後くらいに、「1/5+0.7は?」と聞いてみたら、あっさり「0.9」と答えた。
息子よ、憶えているか?今の問題はあの日お前がつまずいた問題だ。

多分、息子にとってはこれくらいのペースが丁度良いのかな。その上で、学校を連想させずに学ぶには、この形はとりあえず有効だと思った。

とはいえこれやるなら僕も5年生が勉強することを知らないといけない。てことは僕がいないと勉強できないし僕も教科書読まないといけない?めんどくせえなー。
できたら1人で自主的にやってもらいたいのだが、どういう形が息子にとって有効なのだろう。

どちらにせよ、今の状態では学校じゃあ無理だよなあ、と^^;

畑での土いじりは楽しいとやるのだが、土が爪の中に入ったりするとあとから痒み(?)がでたりするらしい。
今うっすら考えてるのは、一緒に木工家具作ったりできないかな、と。
新居ができたら試しに一緒にやってみようと思う。
あとゲームはなんであんなに集中してできるんだろうね?その要因はなんだろうかと考え中。

こんな感じで、引き続き何がベストかいろいろ試していきまーす。

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