マスクの下で、、、
梅雨が明け肌が焼けるような暑い毎日が続いていますね。
エアコンが手放せない。コロナのせいで外に出ることも減りましたが、唯一私が外に出るとき。それはアルバイトです。
noteでもアルバイトの話はしてきましたが、今回はこのコロナの時期に起きたマスクの話をしていきたいと思います。
マスクの下で、、、
私のアルバイト先には、子どもが沢山来店する。
よちよち歩きの子から、キャラクターカートに乗りヨダレを垂らしたながら来る子。幼稚園、小学校の制服を着た子や、高校生まで。どこまでを子どもと呼ぶのかは分からないが、幅広い年代の方が来店する。
私は昔から子どもが好きなため子どもがレジに来た時、それはそれは仏のように微笑みかけていた。すると、特に5歳くらいまでの子は仏の私に微笑み返してくれるのだ。あぁ君たちの方が仏ではないか、、。そんな風に子どもたちの微笑みで私の汚い心を浄化していただいていた。
しかしコロナウイルスが流行しマスクをしなければいけなくなった。もちろん店員の私は常にマスク。子どもたちは可愛いマスクをしている子もいればまだできない子もいてそれぞれだ。
ある時、レジに2歳くらいの女の子が一人で来た。
遠くの方からお母さんが「まだレジ行っちゃダメよ〜」と聞こえてくる。
あぁこっそり来たのだな〜!と微笑ましくもあり、女の子も悪いことをしている時の顔をしていた。
可愛いなぁなんて思っていると、女の子が私に微笑みかけてくれた。
「あぁ、可愛いよ。私の心が浄化されていく〜」なんて思いながら、私も微笑みかけた。これまでのように微笑んだ。
だけど女の子はなんだか暗い表情になって私の前からいなくなった。
それからもお母さんに抱かれている赤ちゃん、お菓子を渡してくれる男の子。色々な子に微笑んだが誰も微笑み返してくれなかった。
なぜだ?何が変わった?あっ!あぁ、、。マスクだ、、。
私は昔からTHE日本人顔の一重のため、マスクから唯一見えている目元は怖い。笑う時目元を細くしてみてもダメだった。この時自分の一重を恨んだ。
マスクをしていると表情が見えない。子どもにはマスクの下の表情を汲み取ってなんて言えないし、目元しか見えていない私はきっと怖い店員さんなのかもしれない。子どもと接する上で笑顔が大切だということを学び、その上で店に来る子どもたちに伝えたい。
私マスクの下で微笑んでいるよ、、。