眠る前の天井
ぐるぐる渦巻く思考を可視化すること、これは私が私を知る為に必要不可欠なことでもある。
眠る前に見上げる天井は、時々何かを考えるきっかけになるらしい。
人にはそれぞれに違った '' 好きなこと’’ がある。
それらを日常のどこかに取り入れて、ひとつのルーティンの中にいるように感じる。モーニングルーティンみたいに短い幅ではなくて、もう少し長いイメージ。(ここで言うルーティンは、生活をイメージしてもらいたい)
転職、引っ越し、結婚、出産、こういう出来事はそのルーティンが変化するきっかけのような感じで、変化があるから人生は面白いのかもしれない。
けれど、中には変化が小さい人もいれば変化しない人もいるだろう。
ある夜、眠る前に私はしんどくなってしまった。
あと何十年繰り返すのだろうと考えるのは、無意識に変化のない想像をしているからだと思う。
「このステージと衣装決まってるから、あと50年この演目を演じてね」
「この遊園地アトラクションは変わらないけれど、老いるまで遊んでね」
私はきっと飽きてしまう。
そうか、私には変化が必要なんだと気がついた。
衣装は変えたいし、新しいアトラクションにも乗りたい。
また少し、自分を知ることができた。