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1/35 「78式戦車回収車」 制作1
時は令和3年、2月5日のX(旧Twitter)にて「言うだけならタダだから欲しいプラモを言ってみようぜ」と投稿する機会があり当時(現在も)は戦闘車両より支援車両が欲しく陸自の戦車回収車が欲しくたまらなかった。
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陸上自衛隊の戦車回収車と言うと供与された米国製M32戦車回収車から始まり戦後、初の国産戦車である61式戦車をベースに開発された「70式戦車回収車」や今回紹介する74式戦車の車体を流用した「78式戦車回収車」に90式戦車ベースの「90式戦車回収車」最新式の10式戦車をベースの「11式装軌車回収車」である。
78式戦車回収車について
先の61式戦車をベース開発された70式戦車回収車に次いで1978年に74式戦車の車体を流用し開発された戦車回収車である。
特徴として74式戦車の足回りと同じ油気圧式サスペンションであり、M32戦車回収車や70式戦車回収車で採用されたA形フレームの枠形クレーンで無く車体前部右側にブームクレーンを採用している。
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78式戦車回収車は各後方支援部隊や武器学校に配備され任務についている。
1/35スケールにあたっての図面作成
まず1/35スケールするに当たりGoogleや78式戦車回収車に関連する書籍等の情報収集からスタート
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1/35スケールの74式戦車を参考に車体長・車高・幅を煮詰めて行く、また本文章は令和6年4月に書いているが1/35スケールの78式戦車回収車を制作する計画は昨年、令和5年から計画を進行しておりタイミングが良く茨城県土浦市にある武器学校の駐屯地祭に行く事ができ、お目当ての78式戦車回収車をはじめ90式戦車回収車や11式装軌車回収車も間近で見る事ができた。
話を戻し、情報収集してきた資料を元に作図し、それを元に方眼紙にてモックアップもどきを制作、ほぼペーパークラフトである。
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実際に形にすると気づかなかった点や不具合が明確していき、またプラモデルと並べると創造を膨らませていく。
原寸大のスケールのイメージがつき続いてCADによる3Dモデルに移行、また今回市販の74式戦車のプラモデルを流用するので無く車体装備品や足回りの転輪・スプロケット・履帯にいたる部品を自作で制作、ほぼフルスクラッチ制作の大仕事である(笑)
自分自身も分かって要るのだが馬鹿であるとつくづく思う…しかし私のモットーは「無いなら作る!!」なので…その意思を私は、これからも貫いて行く
次回へ続く