危険度を表した地図データの収集・販売
日経新聞より、MS&ADインシュアランスグループホールディングスが、交通事故発生リスクを予測する技術を開発する、との記事がありました。
内容は、同社が貸し出すドライブレコーダーから得た7億件もの走行データをAIで分析し、道路ごとの危険度マップを作成して事故防止に役立てる、というものです。作成したデータは自治体や企業への販売にもつながり、
新たなビジネスモデルにもなりそうです。
既に愛媛県新居浜市で約4か月間実証しており、走行データから、急ブレーキの回数、運転速度などの情報を数値化し、危険な場所を特定する事に成功しています。
この技術は、ほぼ全国で利用できるようです。
このように保険会社が新たなサービスに取り組む背景としては、将来的に自動運転車やカーシェアの普及により、車保険の市場は今後15年から30年の間で半減すると見られている事が考えられます。
これもDX化の流れの一つと思われます。
違う目線では、今回のように、ドライブレコーダーという一つの機器から得たデータを従来の異常時に活用するだけでなく、平常時も危険度マップを作成したり、複数の目的で活用する事例は増加していくと思われます。
どんなアイデアを思いつき、実行できるかが、今後の会社の在り方になりそうな気がします。