人への投資、企業価値を左右
日経新聞記事より
人材育成をはじめとする「人への投資」に投資家が関心を高めている。社員の能力や人材戦略を見極めなければ企業の実力は測れないとの見方が強まったためだ。人材力は財務諸表には表れにくい。オルタナティブ(代替)データで分析したところ、若手の成長を重視する企業などで株価や業績が高まっていることがわかった。
日興アセットマネジメントは、現在、「人への投資」に優れた企業に投資する事を進めているようです。
背景として、人的投資効率などの高い会社への投資リターンは28%と、
低い企業群のマイナス25%に比べて大幅に高いというデータがあるそうです。
現在の企業分析は財務情報がベースですが、今後は人への研修費など、新しい要素が加わる見込みです。
また、日経新聞のデータによれば、社員や元社員が企業を評価した企業
評価スコアの高さと株価の上昇率は相関があるようです。
※勿論、他の要素もあるとは思われます。
特に、「20代の成長環境」との相関が高いようです。
20代と言えば、年齢ピラミッド的には最底辺の人材。底辺の人材が成長できていると実感できる会社であれば、他の年代も成長しているでしょうし、良いプラスのスパイラルが想像できます。
また、研修時間が多いという事は、個人の勉強にもなるし、それを
きっかけとして他の勉強意欲にもつながります。
売上高や株価との相関関係は分かりませんが、これらが上昇する条件の
一つになる気がしますね。