SUMCO 毎秒1万データ解析
半導体シリコンウエハー世界大手のSUMCOがデジタル技術で、生産性を極限まで磨いている。すべての製造装置から毎秒1万超のデータを集めて解析し、不調の「芽」を摘む。
との記事がありました。
ウエハーは、半導体の基板素材であり、今後、更に需要は伸びる業界とされています。
SUMCOは世界シェア3割ですが、需要は高まるばかりです。
そんな中、AIを用いて、プロセス改善、異常の対策、物流の停滞廃止、
検査の滞留廃止などを行い、年間40億円の利益を生んだ、とされています。
特に、DXによる省人化、定期修理の短縮がポイントとされています。
日本の伊万里工場では、切断や研磨、洗浄、検査など数十工程がありますが、画像や音などの情報を収集し、AIを用いて不調の原因を解析して、異常の対策を行った、との事です。
物流についても、搬送データを分析し、「バケツリレー」が遅れる場所を突き止め、改善を行っているようです。
それにしても年間40億円は大きいですね。
定量的に情報を収集し、AI等のツールを用いて丁寧に分析する事で成果が出たようです。