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約200日間、家で過ごした日々を振り返る

こんにちは。noteに投稿するのが随分久しぶりになってしまいました。

改めて、私はこんな人物です。

この記事を書いている人:
元中学校・高校の教師。教育改革や職場改革に奔走するも、心身不調により休職→転勤→退職。転職して事務職で再出発予定。(←NEW!)
自分の経験や考え、働き方や生き方に関する情報を発信しています。

ここ最近ずっと投稿していなかったのは、療養・転職活動をしていたためです。ようやくその動きがおちついてきたので、ここまでの日々を振り返ってみようと思います。

題して「約200日間、家で過ごした日々を振り返る」。


気づき1:基本飽きない(たまに虚無感はくる)

こんなに長期間仕事をしないことは生まれて初めてのことで、正直タスク人間だった私はこの状況にそのうち飽きてしまうんじゃないかと予想していました。

でも実際は大外れ。
時々来る「わたし大丈夫かな」という不安感・虚無感を受け止めてしまえば、あとは自分の大好きな趣味で毎日が全然飽きませんでした。

好きな本・漫画を読書したり、新作続々のゲームをプレイしたり、推しの配信を聴いてみたり、好きなキャラクターを手芸で創作してみたりしました。

1日があっという間です。

仕事していた時も「もうこんな時間?」という感覚はありましたが、あの時は毎日のタスクに追われるだけで「もうこんな時間?」という感じ。

今は好きなことに没頭していて気づいたらこんな時間だったという感じ。
没頭は同じなんですが、その時に向き合っている気持ちがだいぶ違う気がします。

没頭、でいえば前に比べて家族との時間を味わえるようになりました。
自分の両親だけでなく、旦那の方の家族、親戚、子どもたちとも。
頻繁に顔を合わせる機会があり、仕事をしていたときはとにかく帰る時間が気になったりしたのですが、今は不思議とそういう思いがほとんどなくなりました。

慣れもあるかもしれませんが、じっくりと腰を据えて話せるようにもなったし、何より相手のことに興味を持って聞けるようになりました。

これも自分のことばかりに目を向けていた心の余裕の少なさが、今は緩和されているからだと感じています。


気づき2:家を住みよくするルーティンが確立された

食器洗い、洗濯物の処理、掃除、ゴミ出し、料理、買い出し…。
日常生活で必要な家事たちは元々めんどくさがりな私にとっては苦痛でしょうがないものでした。

しかし、今の生活スタイルになって、むしろ家事が毎日のいいメリハリを作ってくれます。

朝、食器や洗濯物を処理した後、一日が始まったなという清々しさ。
今日一日、やるべきことはこれだから、次の家事の時間までにやっちゃおうとか。

一回いい意味で思考停止で家事をこなすことができるようになると、むしろやらない方が気持ち悪いくらいになってきました。
自分の動作に集中すると、マインドフルネス効果もあるのだとか。

職場に勤務している時は、行く準備で疲弊し帰ってきた後でさらに疲弊しているので、家事をそんな風に捉えることはできなかったのです。
純粋に体や心の余裕が家を整える余裕にもつながっていて、リラックス空間を自分で作ることの大切さにも気づかされました。

さらに、日々健康でいるための運動も、少しずつ続けられるようになってきました。(サボる時もあるけど笑)

YouTubeで配信されているお気に入りのヨガやストレッチ動画で、一緒に体を動かしたり、ちょっと本格的にエアロバイクで有酸素運動したり。
毎日30分くらいの心拍数を高めた運動が健康にいいと聴いてから、ちょっとずつ続けられるようになった。

これも、オーバーワークで心に余裕がなかった頃はできなかったことでした。

不思議なもので、勤務中の方がたくさん動いてカロリー消費していただろうけれど、体の調子がいいのは家で過ごしながら適度な運動をしている時なんですよね。

自分の体の声に併せてしっかり向き合えているからなのだと思います。


気づき3:人生に対する考え方

正直、今の過ごし方に慣れてしまったら、こういう過ごし方こそ私を豊かにしてくれるんじゃないかと感じるようになってきました。

自宅で過ごす中でも、時々トラブルはあるし、不安に見舞われることはあるけれど、自分が機嫌よく過ごす方法が確立されてきて、大切な家族と過ごしやすい距離感で過ごせていて、とても満たされた気持ちです。
(周囲にも恵まれていることは前提かもしれません)

確かに将来計画とか子どもを育てるのかとか、お金がないという不安はあります。時々その事実に気持ち悪くなるほどの不安感が襲ってきます。

でも、これって実は今までも同じだったのではと気づきました。

確かに安定した仕事をしていた時は、お金の心配はなかったかもしれない。でも、その時は心も体も余裕なんかなくて、これかの人生をどうしようかなんて考える暇もなかった。
あの頃はあの頃であったいろんな不安を無理やり押し込んで心に無理をさせたまま走り続けてただけなんだなって気づいたのです。

だから、これらの「不安」とどう向き合うかさえクリアしてしまえば、私のこの過ごし方を維持していければいいのではないか、と。


漠然とですが、今はそんなことを思いながら色々試行錯誤しながら生活しています。

***

これから教師ではない、次の仕事人生が始まります。
仕事が始まると、自分の前のことしか見えなくなって(タスクとか)自分自身のことや本当に大切なことを忘れがちです。

これまでの日々をこうやって記録に残しておいて、自分の人生の軸を思い出せればいいなあと思います。

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