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教師じゃなくなった日々の振り返り

こんにちは。元教師のひすとりです。

元教師、とあいさつするのも何だか久しぶりな気がしています。
今日は教師を退職した日々を振り返る、徒然日記です。

この記事を書いている人:
元中学校・高校の教師。教育改革や職場改革に奔走するも、心身不調により休職→転勤→退職(イマココ)。自分の経験や考え、働き方や生き方に関する情報を発信しています。

▶︎退職して2週間くらい、ひたすらに焦る。

周囲はみんな優しくて「しばらくゆっくりしなよ」と言ってくれるが、自分自身はお金の心配とか、仕事していない自分への否定とかで苦しむ。

とにかく、転職や自宅で稼ぐことを考えブログとか色々勉強する。
あと雇用関係の社会制度をようやく知ることとなる。(雇用保険とか…)

やがて急いで生活を立て直すマインドに疲れ、何もしたくなくなる。
できなくなる。最低限、家事だけをこなしたりこなさなかったりしながら日々を過ごす。1週間無気力が続く。


▶︎何冊か刺激をもらう本に出会う。

このnoteでも読書ノートとして紹介したものです。そこで、仕事への考え方と自分自身との向き合い方を再確認できました。

自分だけに優しくあろうとして、逆に意識しすぎて、本来の仕事の楽しさからちょっと離れていたのです。
できるようになっていく感覚とか、誰かのためにやってそれが結実した感覚とか、そういうことが仕事の喜びだったと気づました。報酬にお金があるからやってたんだけど、虚しくて辛くて、孤独感があったのはその実感を忘れていたからだ、と。

そこから「焦りすぎてもまた同じことが起きるな」と少し吹っ切れて、今の休みを謳歌する決断をしました。ダラダラいつまでこの状態なんだろうって思い悩むより、日付を決めたことですごくスッキリした。それが良かった。


▶︎それから2週間

行ってみたいやってみたいと思うことをマイペースで取り組んでみました。

一人アート鑑賞に行ったり、陶芸体験してみたり、友達の家に遊びに行ったり。

新しいボードゲームに家族で没頭したり。

ちょっとずつ汚かった部屋を片付けて模様替えしたり、めんどくさかった料理を時間をかけてやってみたりしました。

ようやく心に少し風が通ってきたような気がします。
ずっと戸締まりしていてモヤっとした部屋に夜風がふわっと入ってくるようなイメージです。あの瞬間がだいすきなんですよね。その気持ちに似ています。その心地よさ。

心の換気とでもいうのでしょうかね。

***

いつしか、教育業界に執着していた自分はすーっと見えなくなりました。
もちろんいなくなったわけではなくて、たまに現れたりはするのですが、楽しい思い出と共に現れる景色のようになりました。

さてさて元教師のわたしはただのわたしになっていって、一体どこに向かうのか。この旅を楽しみたいと思います。


ここまで記事を読んでくださった方、ありがとうございました😊
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< 自己紹介 「7つの習慣と教師とわたし」>








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