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セリフを覚えるほど作品をみるのはなぜか?

こんにちは。ひすとりです。

この記事を書いている人:
元中学校・高校の教師。教育改革や職場改革に奔走するも、心身不調により休職→転勤→退職(イマココ)。自分の経験や考え、働き方や生き方に関する情報を発信しています。

みなさんはセリフを覚えてしまったほど見た作品はありますか?
わたしはジブリ作品に多く、特に「猫の恩返し」と「ハウルの動く城」、「となりのトトロ」と「魔女の宅急便」は数え切れないほど何度も見てきました。実写だと「ハリーポッター」や「天使にラブソングを」などです。

金曜ロードショーでやるとわかればDVDを持っていても、必ず見てしまうほどです。

ふと、どうしてセリフすらも覚えてしまっているのに何度も見たくなるのかを考え込みました。セリフもシーンの情景も、その後の展開も知っているのに何度も見たくなるのは、なぜなんだろう。

最近ではTiktokとかYoutubeのshortsとか、とにかく短い動画が人気ですよね。つまらないと判断したら瞬時に先送りできますし。
映画などを倍速で視聴する人が増えたというのも議論を呼びました。

このように「短時間で効率よく作品を視聴すること」と、わたしのように「知っていても何度でも何時間でも視聴すること」とでは目的が違っているのではないのではないでしょうか。

短時間で視聴するのは、作品を「情報」として効率よく処理していく目的がありそうです。わたし自身も動画の学習コンテンツを通勤時間に倍速で視聴することが多々ありました。


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これと比較すると今回疑問に思った「長時間でも何度でも視聴」の場合は、作品の中で体験した「感情」や「思考」を追体験するためなのではないでしょうか。

たとえば冒頭にも紹介した「ハウルの動く城」という作品では、主人公のソフィと魔法使いハウルの葛藤が描かれています。
彼らの葛藤と自分の心のありようを重ね合わせて、切ない気持ちになったり勇気がわいてきたりします。またハウルの幼少期過ごした草原と小屋のシーンでは、何度見ても不思議な美しさと深淵を感じとって涙が出てきます。

このような「体験」をするために何度でも見入ってしまうのです。


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スマホが当たり前になっている若い世代、いわゆるZ世代にとって何度も心を動かすような作品に出会う場所はどこなのでしょう?

やっぱりスマホで見る動画やコンテンツなのでしょうか。
教壇から離れてしまった今だからこそ子どもたちに尋ねてみたいなぁなんて思った朝でした。


みなさんにとって大事な作品はありますか?


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< 自己紹介 「7つの習慣と教師とわたし」>

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