思考の癖を変えるマジックワード
先日、モチベーション大百科という本を拝読しました。
その中に、ビビビッときたフレーズがあったので紹介します。
思考はなぜ?で強化される。どんなメリット〔目的〕があるか?で軟化される。
なぜ?と聞くとその思考をさらに深める
例えば、上司が部下に、この仕事のことをどう思っているか聞いてみたとする。その部下が、正直やっていえも楽しくない。仕事なんてお金をもらう以外考えていない、など後ろ向きな発言をしたとします。
そこで、もう一歩、なぜそう思うのか?と聞きたくなった方!少しまってください。
もし、その部下をもっと仕事に対して前向きになってほしいと思っているのなら、その質問は逆効果の可能性があります。
その質問によって、自分がそう考える正当な理由を探して言葉に出します。すると、その考えに根拠が生まれて強化されるというのです。
「なぜってそりゃ…やりたいことやってるわけじゃないし、環境が悪いし、がまんしてお金もらうのが仕事でしょ?」のように。
その考えが「どう役立つの?」と聞く
そこで、自分の考えを外側から「建設的に」ながめてもらうために、どう役立つのか、あなたにとってのメリットは何かと尋ねてみます。すると…
「自分のいまの仕事とか生活していく中で役立っているかといったら…そうではないかも?諦めるための考え方として使っているかなぁ…。」
人間誰しも、自分にメリットのないことをしたいとは思いにくいもの。いざそう問われてみると、自分の考え方が「自分に意味をもたらさないもの」と気づくきっかけになるようです。ここでのポイントは、その考えが良い悪いで判断を下さずに、どういう意味をもつのかを相手に考えさせるということだと感じました。
もちろん全員がその結論に行き着くとまでは断定されていませんでしたが、わたしにとってとても大きな気づきとなりました。上手い表現で組織や仲間に問いかけてみれば、もっともっと目的論で、建設的な仕事ができるかもしれません。
あなたのその考えや悩みが、自分にとってどのように役立っていますか?メリットはありますか?
そして人生は続く!
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