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DXやGXで最先端かつ透明性の高い信頼の行政づくり
告示前日となりました。いつもより早く事務所を開けようとすると、そこにウグイスのボランティアさんたちが到着しました。もう少しでお待たせしてしまうところでした。
それだけでなく、駐車場の向こうの方に男性が立っており、事務所に入ってきたところで、思わず声を上げました。
東京でいろいろお世話になった同年の元全国紙の政治部長でした。「近くまで来たので寄ってみました」というので、「こんな鄙びたところまでようこそ。明日から告示ですよ」と大笑いしました。
湖南市のドロドロした政治土壌についてひととおり説明すると、状況については納得してもらえました。全国的に見ても簡単には説明がつかないと思います。
また、英国人の従兄弟たちが事務所に遊びに来てくれました。日本の選挙はあまり目にしないでしょうし、とりわけ為書き文化などは英国紳士が持っているとも思えませんので、壁いっぱいの為書きの前で記念写真を撮りました。
さらにウグイスのみなさんと打ち合わせをしていると、ポスター貼りや運転のボランティアのみなさんも次々と事務所に顔を出していただき、明日の打ち合わせをして帰って行かれました。
為書きを天井に貼ったりしていると、ご近所の高齢女性がわざわざ事務所の玄関を開けていただき、「今の市政ではダメなので、ぜひ変えて欲しい」と力強く握手を求められました。小さな身体からどうしてそんなに力が出せるのかというくらいでしたが、「市長さんには私の主人のお葬式にも来ていただいた。私も頑張る」とシルバーカーを手押ししながら帰って行かれました。
また、フラッと追加取材に入って来られた新聞記者と湖南市政だけでなく、滋賀県政や国政にまつわる話でかなり盛り上がりました。やはり市長には市政だけでなく、さまざまつながりが必要となります。さらにはデジタルやグリーン、公民連携などの話にも興じました。
今日は大雨ですし、告示前最終日なので事務所に待機していると、遠くから選挙カーの声が聞こえてきました。自民党の武村展英候補が事務所斜め前の変則交差点で赤信号で止まり、三角地に降り立って手を振ったあと、すぐに青信号になり、走り去っていきました。事務所前は避けられたようです。
このままの衰退した湖南市を続けるのか。それとも衰退をここで止めて反転攻勢をするのか。20年後を見据えたまちづくりを進めるためには、みんなで決める政治で未来の不安を安心に変えていかなければなりません。
残念ながらこの4年で新しい安全な市役所庁舎の建設は台無しにされましたが、デジタル化技術を最大限導入すれば、市民のみなさんに提供する行政サービスは飛躍的に便利なものとなります。申請書類を書かなくてもよい窓口にしたり、市役所に行かなくても処理できるサービスをドンドン増やして最終的には「行かない市役所」を実現するべきです。反転攻勢が必要です。
そのためには、今やほとんどの市民が手にしているスマフォひとつであらゆる行政情報が双方向で入手発信できるように市役所サービスのアプリ化を市民参加でドンドン図っていき、みんなで利便性を向上させていければと思います。
また、県内でも最先端だったゼロカーボンシティ宣言やSDGs未来都市も未来に向けた攻めの姿勢が大事であり、脱炭素化促進と住民幸福度の向上を同時に追求するべく、市民のみなさんとのコラボをドンドン仕掛ける必要があります。
それを妨げるのが、市民からの市役所不信です。市民の遺体を撮影してSNSで共有しただけでも驚愕なのに、組織ぐるみでの事件隠ぺいは到底許せない対応です。市民の税金も個人情報も扱う市役所が隠ぺい体質では安心できません。事件の真相解明と厳格な処分が必要です。また、入札・契約や広域行政などでも我田引水ではなく、真に市民のために制度構築することが重要です。
見える安心見られる緊張で市民への情報公開を徹底するところから湖南市改革、反転攻勢を始めていかなければなりません。DXやGXで最先端かつ透明性の高い信頼の行政づくりの主役は市民一人ひとりとなります。
一人ひとりの勇気ある選択が湖南市の未来を明るく変えていきます。