【湖南市選挙解説⑨】エイプリルフールネタかよw
昨日、情報は飢饉だとしましたが、ようやく各陣営とも情報を提供するようになりました。
といっても驚愕したのは自民党公認のすがぬま利紀候補の投稿からは認められないのに、立憲民主党公認の塚本しげき候補の投稿に自民党支部長の生田邦夫湖南市長が写っていたことです。
しかも、今、自民党県連が最重要目標としてその議席の減少を目指しているチームしがの産みの親である嘉田由紀子参院議員や自民党の小寺裕雄代議士と死闘を繰り広げた立憲民主党の徳永久志代議士らとともに、塚本候補の必勝に向けてガンバローコールをしているのです。
お隣の栗東市で戦っている自民党陣営からすれば、着工までされていた東海道新幹線(仮称)南びわこ駅を潰した張本人である嘉田参院議員とともに塚本候補の出発式で力強くガンバローを叫んでいる自民党支部長の行為は、選挙前の政治活動での公式訪問としてのものではなく、明らかに自民党に対する「反党行為」だと映ることでしょう。
今日はエイプリルフールなので、実はフェイク投稿なのかと思いましたが、投稿自体は昨晩遅くであり、どうやらマジネタのようです。
東京で解散風が吹き荒れて与野党対立の厳しさが高まっているのに、政治談合体質の湖南市では、自民党支部長が立憲民主党公認候補を公然と応援するという異常事態が確認できました。
逆に連合の各産別傘下各単組の組合員のみなさんも驚きでしょう。やはり労働者の代表としてではないので、これで資本家同士の談合体質がよく見えるようになったのではないかと思います。
昨日は「友達限り」で投稿していて広く市民のみなさんに情報を拡散してこなかった赤祖父裕美市議も自民党支部長とともにガンバローを叫んでいるのもなんだかです。
生田市長は市長だからといって中立であるわけではなく、単なる一党員どころか自民党支部長という党の役職を持ったまま敵対政党の候補者のガンバローコールをしているのですから、最初は塚本候補のウィットに富んだ四月バカなのかと勘違いしても責められないでしょう。
3期目を目指す立憲民主党公認現職とそれを力強く応援する自民党支部長。長きにわたり談合して無投票を重ねてきて選挙の原則もやり方も忘れてしまったかのように見えます。
自民党公認現職のすがぬま利紀候補は、塚本候補と同じ市役所前で自民党関係者との出発式の様子をアップしていますが、自民党支部長である生田市長の姿は写っていません。すがぬま候補の演説を引きで撮った写真からは大勢の支援者や聴衆を確認することができます。
それに対して塚本候補の投稿では市役所前での出発式に「100人を超える方が参加してくれました」と文章で触れているだけなので、本当に集まっているのかどうかは確認できません。
また、すがぬま候補は、今日の10時から地元菩提寺での出発式をすると告知の広報しています。これをFacebookだけでなくTwitter、Instagramと連動させて同時投稿しています。こういう使い方がSNSの醍醐味でしょう。
柴田候補は、昨晩、長文の投稿をしています。立候補に至った想いや事務所への誘い、さらに今日は市内を巡回すると宣言しており、動きがよくわかるようになっています。
藤川候補はInstagramアカウントですがフォロワーが274人と少し活動展開としては弱いようです。昨日の事務作業の様子が報告されています。
今日の天気は晴れですし、湖南市東寺のじゅらくの里でさくらまつりが開かれます。各候補ともじゅらくの里での選挙運動でバッティングするのではと想定されます。
そういえば私の地元である岩根東のにごり池公園で50年近く開かれていたさくらまつりは、生田市長になってあっさり石部に会場が変更されました。
岩根東の先達で生田市長、塚本県議を支援してきた今は亡き園田武夫さん、高畑松夫さんもさぞかし驚いていることでしょう。
(2023年4月1日記)