【湖南市選挙解説⑯】選挙戦折り返し
いよいよ滋賀県議会議員選挙も折り返しとなりました。今朝は、藤川としき候補の選挙ビラが新聞折り込みされていました。選挙ビラは、昨日も解説したとおり、県議会議員選挙では各陣営とも証紙を貼ったものを16,000枚頒布することができます。新聞折り込み、選挙事務所・個人演説会場・街頭演説の場でのみ頒布が可能なので、陣営に人手が足りない場合には新聞折り込みをすることが推奨されます。
実は新聞折り込みがされているという情報が寄せられて、折り込まれているのに気がつきました。A3版の通信販売とスーパーのチラシの間に挟み込まれていたので、うっかりとそのまま再生紙行きになるところでした。何も考えずに発注してしまうとどうしてもそうなってしまうのですが、販売店にお願いして広告の束の表にしてもらうような細やかな配慮も陣営には求められるところです。
チラシの表は「このままではあかん!」と危機感をあらわにしています。裏には「旋風カラーで頑張っています!」と生田邦夫陣営が使っていた薄水色のカラーの幟旗を持った藤川候補の写真が掲載されています。藤川みゆき市議のInstagramでは「藤川ブルー」と書いてありますが、生田色であることは間違いないでしょう。
ただ、ここで思い起こされるのが、生田カラーは谷畑カラーでもあることです。もともと生田市長は、私が使っていた色を使ってもいいかとうちの父親に聞いて使い始めたので、実は谷畑カラーが生田カラーになって、今、藤川ブルーになっているのでした。生田県議が私の首を取るため10年前に市長選挙に挑んできたときには、両陣営が同じ色の幟旗を掲げていたため混乱したこともありました。
当時、挑戦者の生田陣営に人が少なかったため、市外からたくさんの人が投入されていました。桃太郎という練り歩きをしたときには、見たことのないおじいさんが同じ色の幟旗に付いてきて、うちの事務所まできて慌てて帰って行ったこともありました。年寄りには重かったのか、そのまま事務所に幟旗を置いて行ったので、どれかわからなくなっているでしょうが、まだうちの実家にあるかもしれませんw
そして、藤川みゆき市議の昨日のInstagramには「藤川としき選挙事務所移転のお知らせ」が掲載され、「本日から下田に選挙事務所を移転しました!」とありました。「後半戦は地元下田を拠点に湖南市内を駆け巡ります!」と石部地先からの撤退が戦略的なものであったことを説明しています。事務所は「藤川みゆきの市議選時の選挙事務所です」とありますが、事務所前の道路も狭く、下田地域の中心部には空き店舗などがあるので、県議会議員選挙としては中心部に移した方がよいと思われます。
藤川候補は選挙ビラで「政治の見える化」を掲げ、「SNSでの分かりやすい情報発信」を唱えていますが、昨日はInstagramの更新がありませんでした。積極的に情報発信をした方がよいでしょう。以前、生田邦夫市長の為書きがアップされていましたし、出陣式にも個人演説会にも来て応援をしてもらっているので、細やかな選挙指導を求めればよいと思います。
今朝も8時前に藤川候補は大谷交差点のセブンイレブン前で辻立ちをしていたという情報が寄せられました。大谷地先は塚本県議の地元でもありますので、その入口の大谷交差点を占拠して封じ込めようという戦術なのでしょう。そのまま大谷団地を制圧した勢いで湖南工業団地を攻め上る戦略ですね。塚本候補は下田に立て籠もっていては票が取れないと拠点を下田地先から岩根地先に移しています。この辺りは各陣営とも心理戦になっています。
すがぬま利紀候補は、昨日の夜の投稿に「中盤戦からはより丁寧にやれることをするを心がけます」とありますし、今朝は「おはようございます。いつもの場所でいつもどおりに。ありがとうございます」と平常運転の様子です。いつもの場所は菩提寺地先のセブンイレブン前です。こうしてみると、やはり、コンビニは目立つ場所にあるのでしょうね。
柴田栄一候補は、昨日の夜中、「維新グリーンの旗が石部の街に初お目見え。パタパタと元気よくなびいております。発色の良いグリーンなんです。目に優しいグリーンなんです。石部の皆さま、僕と一緒に元気なまち石部を、そして元気なまち湖南市を取り戻しましょう全力で頑張ります。」と投稿しています。また、木曜日、金曜日に「ミニ集会的な感じで、わたくし柴田栄一と話してみたい、ナマ柴田栄一を見てみたい(そんな危篤な人いないか)など、ありましたら、湖南市であればどこでもお伺いさせていただきますよ。」とアナウンスしており、申込先が yumoatoaa1@gmail.com とされていました。今朝も「今日も熱い戦いを楽しみたい」とし、「辻立ちからスタート」していました。
塚本茂樹候補は、昨日の夜の投稿で、「朝は平松交差点で朝の辻立ちから、支援いただいている企業の朝礼で挨拶、終日街宣活動、夕方からは辻立ち」と一日を振り返っていました。また、「良い知らせもあり勇気をいただきました」と報告もありました。しかし、朝から「塚本陣営のはがきが2枚も届いたけど、あいさつにも来ていない」と市民からお怒りのお電話をいただきました。例の自民党支部長である生田邦夫市長の顔写真と「共に頑張ります!」「塚本しげきへ一票を!」が印刷されたはがきです。私はどこの陣営の事務所も覗いていないのでお伝えすることはできないとお詫びを申し上げておきました。トホホ…(;´д`)
(2023年4月4日記)