メタバース演説会
6月5日の横田滋さんの命日に自民党青年局は全国150ヶ所で街頭演説を行った。
その一方、メタバース空間でも自民党青年局の演説会が開かれていた。
18時になるとメタバースで演説会が始まった。
それまでわが家でも窓の外で遠くからのマイクの声が風に乗って微かに聴こえて来ていただけに、スマフォの中とは何か不思議な感じの演説会だ。
まず、小倉將信青年局長がぎこちなく登壇した。そして、今日は全国で青年局の仲間が一斉に拉致被害者奪還を目指して街頭演説をしていると紹介し、メタバース空間でも行うと話した。
小倉局長はのぼりを見てほしいとし、青年局は常にファーストペンギンを目指しているとも語った。
しかし、最後まで動きはぎこちなかった。
次に登壇したのは前青年局長の牧島かれんデジタル大臣。「美化しすぎwwwwww」とコメントがついていた。
アバターがスムーズに壇上に乗れず、ようやく乗れたと思ったら立っていた壇の隅から落ちてしまうという姿を見せた。
ただ、演説会としての使い方はうまく、メタバースを通じてWeb3やNFTに感心を持ってもらうのが目的であることや、あわせて、①モニター募集、②マイナポイント、③公金受取口座登録をしっかりとPRしていた。
あれは誰?と総ツッコミされても仕方がないほど爽やかで原型を留めないアバターで次に登壇したのは、河野太郎自民党広報本部長。
街頭演説のように声を張り上げることもなく、穏やかで日常会話のような口調で演説が行われていることに気づいた。
さらに河野本部長はアバターの扱いが滑らかで、顔の向きや手振りなどを本当の演説のように動かして見たり、聴衆と一緒にジャンプしたり、聴衆にどこから来たのかを問いかけてみたりと、さすがにネットを双方向で駆使していた。
最後は小倉局長、牧島大臣、川崎ひでと青年局次長、今枝宗一郎青年部長が登壇し、初めてのメタバース演説会の成功を受けて、あまりの嬉しさに興奮したのかダンスをはじめる始末。
そして演説会終了は「バイバ〜イ」と軽いノリだった。
これからメタバースがどれだけ成長していくかにもよるが、全国(全世界)どこからでも参加できるメタバースでの演説会は、次の時代の取り組みとしては最先端のまさにファーストペンギン味を感じた。
メタバースに興味がある人は、自民党青年局も利用したClusterにログインするといい。
新しい世界がきっと広がるよ。