【湖南市選挙解説26】速報・もはや混沌(大爆笑)
強い雨に見舞われている湖南市ですが、このあと19時頃にはあがる予報となっています。
19時からは甲西文化ホールで自民党のすがぬま利紀(菅沼 利紀)候補による個人演説会が予定されています。情報によると今のところ弁士は自民党の小寺裕雄(小寺 ひろお)代議士と自民党支部長の生田邦夫市長だということです。
ところが、16時に届けられた三雲筋の情報によれば、今朝、三雲地先で立憲民主党の塚本しげき候補の選挙カーが街宣活動をしていましたが、奥村展三元民主党代議士の自宅近くで、塚本候補がマイクを持ち、「奥村先生、お世話になっております。頑張っています。生田市長からも頼むと言われています」と声を張り上げていたということです。
奥村元代議士は、昨日の塚本候補の「大決起集会」に出席しませんでしたが、そこに旧民主党の奥村元代議士の力をも借りようと自民党の生田市長をお守りのように差し出す塚本候補の姿は、もはや矢折れ刀尽きたかのような感じがします。
さらに、17時20分と17時57分というつい先ほどに届けられた複数の別の情報によれば、無所属の藤川としき候補の選挙カーが石部地先で「藤川としき、生田邦夫市長とともにごあいさつにまいりました」とウグイス嬢がアナウンスして回っていたということです。
何度も何度も言うようですが、湖南市選挙区の定数は「2」です。「3」人は物理的に当選しません。計算ができないとしか言いようがありません。
本日の生田市長の動きは、藤川候補の選挙カーに乗るのとすがぬま候補の個人演説会で弁士をするのでしょうから、投票日に近いほど力が入るとすると塚本候補が捨てられたことになります。
石部地先の情報筋は、生田市長がこのまま藤川候補の選挙カーで甲西文化ホールのすがぬま候補の個人演説会に乗り付けるのではないかとハラハラしているとも言っていました。
17時47分には菩提寺の情報筋から、すがぬま候補の選挙カーが候補者を乗せずに今晩19時からの甲西文化ホールでの個人演説会の案内テープを流していたということです。
昨日の塚本候補の「大決起集会」が430席に対する140人と3分の1を割り込む不発に終わったことから、同じ会場で開催する自民党のすがぬま陣営としては、何としてでも立憲民主党を上回る必要があります。
自民党支部長の生田市長としては、昨日の立憲民主党の「大決起集会」こそ他人事とにできたとしても、今晩の個人演説会は自民党公認候補のものであるだけに政治生命のかかるイベントであるはずです。人数を集められなければ、それはすがぬま候補の責任ではなく生田支部長の責任だからです。
そうであるとすれば、序盤戦4月2日に開催された参加者が60人だった藤川候補の個人演説会は、擁立した責任者として余りにも力を入れていなかったことになってしまいます。そのための罪滅ぼしとして金曜日の勤務時間中に選挙カーに乗ったというのでしょうか。
藤川候補陣営については、塚本候補の「大決起集会」が散々な状況であったことを見た下田の情報筋からお昼前に「自民党と組んだ塚本にはほとほと呆れている。藤川のような若いやつが組合票を取って行けばいいんや。若い組合員は不満を持っているから、組合だからと遠慮せず電話で1票1票稼いでいけ。しかし、明日はダイハツは休みやな」と興奮して伝えてきましたが、私は藤川事務所にも足を運んでいないので伝える術がありません。
一方で、こうした談合的な選挙とは距離を取り、独自の戦いを続ける柴田 栄一候補の姿は石部地先を中心に目撃報告が頻々と寄せられており、恐らく明日11時30分に岩根地先の平和堂甲西店前にやってくる日本維新の会の馬場伸幸代表による街頭演説会のPRに余念がなさそうです。
柴田候補だけは、昔の谷畑市政の頃の活気を取り戻したいと主張しており、生田市長の手は伸びていないようです。「2」議席しかないのに「4」となると余計に計算が混乱するので、「3」と「1」と争点がわかりやすくなってよかったと思います。
(2023年4月7日記)