学生を舐めている就活の広告
インスタのストーリーを見ていると、広告がよく出てきます。どこから年齢の情報をゲットしてきたのか、最近はよく就活関連の広告が出てきます。
うーん、焦らせてくるぜ、と思いながら割と真剣に見ちゃったりしてるのですが、時々学生を何だと思ってんの?っていうキャッチコピーが流れてくるので、2つご紹介します。
「女子でもプログラミング始める人、増えてます。」
この「でも」から
「今までは男子がプログラミングやってるってイメージだったよね」
「女子だって、プログラミングやっていい時代なんだ!」
っていう押しつけがましさを感じる。
プログラミングをやっている人に、男性が多いのは事実かもしれない。でもだからって、これを見てる学生が「プログラミングは男子がやるものだ」「男子の方がそういうのに向いてる」みたいな安易に過ぎるイメージなんぞ持ってると思います?
女性だってプログラミングやってる人がいるに決まってるし、まさか女性だって理由でプログラミング始めることに躊躇すると本気で考えてらっしゃる?
いや、たとえ思ってる人がいたとして、なぜ上から目線で「女子でもプログラミングやっていい」って、あくまで事実を言ってますよ風のキャッチコピーから仄めかされなきゃならないのでしょう?
あんたらに言われなくたって、誰でもやりたきゃやる。やっていいに決まってる。
「女子は理系科目は苦手」みたいな完全なる偏見がかねてから存在するせいで、「男女に得意科目の差がある」「だから男子がプログラミングをやっている」という偏見に無批判に乗っかってるのも、どうなんでしょう。
そんなの、学生「でも」、分かります。
「あなたはどっち?旧帝大・早慶から
外コン内定(左上を向いて明るい顔)
⇔
内定0(右下を向いてどんよりした顔)」
学歴については、とりあえずおいておきましょう。実感したことはないけれど、企業が大学を見てるって暗黙の了解のようなので。
内定0もまだわかる。内定が来ないのは、就職したかった場合、確かに辛い結果ですもんね。
ここで言いたいのは対比の対象が、外資系コンサルティング会社の内定取得って、安易にすぎないか?ってことです。
外資系もコンサルも、今流行りですね。でも、広告の中で「勝ち」側にこの流行りを持ってきたのはちょっと舐めてる。と思う。
まさか「流行りの業界に行けたら一番勝ち」だ、と学生が思ってるとでも言うんだろうか。
というか、それって就活相談のサイトが一番言っちゃいけないことなんじゃないの?
最近の若者は周りに流されて流行りに乗っかり、自分にとっての正解を考えようとしない、などと敢えて教えてくださっているのでしょうか?
などと突っ込みつつ、「でも情報収集の場として、こういうプラットフォームに頼るしかない自分も自分なんだけどね」なーんて思いながら、今日もストーリーを流し見る。
それじゃあ、また。