40(しじゅう)までにしたい10のこと
バブル世代とばかり仕事してきたので、
「何歳だっけ?」
「松坂世代です!」
と常々若ぶっていた私も、ついに不惑を迎えました。
ここ数年、40代を見据えてなんとなくやってきたことを記録として残します。
(1)美容医療への課金
これは35歳くらいから始めた。きっかけは単純で、当時4歳と0歳の幼子を抱えてスキンケアに手をかけている暇がなくなったから。要は外注です。
なにかにつけて極端なので、手始めに顔の正面から見えるホクロをすべて取った。もともと色白でホクロが多いタイプで、小学校低学年のときに口の周りに7つ並んだホクロを指して「北斗七星」とからかわれて泣いた暗黒の歴史があり(今思い出しても悲しくて泣ける)、実は母親の勧めで大学生くらいのときにレーザーでいくつか消去済みだった。娘にホクロ消しを勧める母なんて、ずいぶん進歩的だなぁ、今思えば。
35からは2〜3年かけて、残ったホクロを毎年12月に数個ずつ、ルビーレーザーで焼いた。ちなみに12月は紫外線量も少なく、マスクで隠せるのでお勧めの時期なのである。しかし幼少期のトラウマからホクロ取りに固執しすぎたせいか、医師に「これは…ホクロかしら…薄くて見えない…」と若干の妄想思い込みその他疑われたこともあった。
ところで美容医療の施術は陽気なネーミングが多い。私がやっていたのは「ライムライト」というもの。場末のスナックみはあるが、「その日のシミはその日のうちに!」というくらいの効果はある。ちなみにライムライトを2クール終えた今は、「プラズマ」という強そうなネーミングの施術に移行している。あくまで個人の見解ですが、注入系、リフト系は手を出したら最後あとに引けなくなりそうなので、あくまでも透明感キープを目的にしています。
月平均課金額は2万円強。
決して安くはないが、ちょっといい化粧品を買ったら平気でそのくらいの額になる。個人的に化粧水には保湿以上の効果はないと思っているので、美容医療を始めてから化粧水はドラッグストアで500円で売っているハトムギ化粧水に変えた。
美容医療のデメリットは、決して高くはないと強がりつつ、年額で計算すると膝がガクガクしてきそうになること。これは計算しなければ解決する。
あと、「お肌ツルツル〜♡基礎化粧品何使ってるの?」と聞かれてうっかり美容医療について熱弁すると、大抵クリニックの回し者と思われること。
なお、私は35歳から美容医療を始めたので、32歳のときの写真と見比べると35歳の自分のほうがツヤツヤに見える。あくまでも当社比かつ感想は個人の見解です。
(2)できる限りロングヘアーを保つ
第1子を生んだあたり、30歳くらいから、ずっと手入れがラクなように短くしてきた。短くしすぎると逆に美容院への来店が頻回になるため、ボブ〜セミロングをいったりきたり。その方針38くらいで見直し、ロングヘアーをキープするようにしている。
理由は、髪の艶を保てるのは40くらいまでではないかと思ったから。ナチュラルに天使の輪ができているわが子の髪を溶かすたびに、「ああ、もうこれは敵わない」と実感するわけです。
加齢とともに髪も老ける。だったらそれまで髪の若さを存分に満喫できるロングを楽しもうではないか。そう考えて、なんとなく40まで伸ばすことにした。
実際40になったが、自分と行きつけの美容師の見立てでは髪のハリコシツヤにはさほど変化がない様子。白髪染め含めたカラーリングを一切していないのも大きいかも。このコロナ禍で美容院にもなかなか行けないので、とりあえず断髪式は1年間延長することにした。
(3)ジェルネイルを卒業する
もともと自爪が弱く、育児スタート!高頻度の手洗いから炊事洗濯ビーチリゾートで爪が壊滅的に二枚爪になってしまったこともあり、ジェルネイルで補強していた。
ジェルといってもラメとかギラギラなやつじゃなく、季節や気分に合わせてワンカラーさらっと塗ってもらうくらい。名刺交換の際に手元がきれいだと気分が上がるという、仕事上の効果実感もあった。
しかし、昨年あたりから「なぜ私は3週間に1度、3時間もかけて爪の手入れをしているのか」と時間の使い方に疑問を持つようになった。
美容に関してはマメと思われがちだが、美容医療は5週間に1回1時間。美容院は2〜3ヶ月に1回2時間。ネイルが圧倒的に私の時間を逼迫していることがお分かり頂けたろう。
しかも、ネイルサロンは美容院と違って雑誌が読めない。美容医療ならベッドで爆睡できるのに、ネイルサロンでは両手を拘束されて天気や景気の話を聞かされるのみ。なのに毎回1万円も支払っている。
金額と満足度が見合わなくなってきたため、結局半年前に自爪に戻した。当初はセルフネイルも頑張っていたが、相変わらず二枚爪になりまくるのでめんどくさくてやめた。
それがこのコロナ。聞けば感染が疑われたときは指先にパルスオキシメーターを装着して動脈血酸素飽和度を測るのでジェルネイルはNGと。そういえば、出産前もそれで病院に臨月前に外してくるように注意されたんだった。
現在爪はボロボロで色気も味気もないが、名刺交換どころか誰かに会う機会もないので、私のこの選択は正しかったと思っている。
(4)パーソナルトレーニングで鍛える
30くらいまでは頻繁に登山に行っていた。低山縦走して温泉入って帰りに新宿のとり鉄で飲んで翌朝から筋肉痛もなく出勤するのも余裕だった。
第1子出産後、授乳と慣れない育児で「13kg増えて16kg痩せる」をやってしまって、158cm30kg台に突入。そこからみるみる体力が落ちた。第2子出産後は育児にはゆとりあるのに加齢でさらに疲れやすくなった。おまけに痩せなかった。
自分になにか重荷を課さなければ、一生このまんまだな。そう思ってきたときに飛び込んできた、パーソナルトレーニングの文字。通わないジムに入会金を上納し続けるだけであれば、いっそお高くてもさぼったらキャンセルチャージで後悔のARASHIな感ある、お高いパーソナルトレーニングに…!と飛び込んだ、38の夏。
あれからーー。
腕立てができるようになった。1回もできなかった腕立てが。
腕立て10回やって、間にワイドスクワットやってまた腕立てやっても疲れなくなった。回を重ねるごとに筋肉痛も起こらなくなり、足腰が強くなった。巻き肩が治った。週1回1時間という枠がぴったり決まっていて、そこだけ運動すればいいという効率の良さも自分には合っている(ホントは家トレも必要だけど気づかないフリ)
食事制限はしていないので、特に痩せてはいない。
でも、それでいい。目的はそこじゃなかった。
40代になって、ああ、もっと若いときにちゃんと運動しておけばよかったな。そう振り返って後悔しない人生、それだけでよいのだ。未来への言い訳としてはやや高い金額を払って、毎回ひーひー言いながら体を鍛える。とり鉄で飲んでた20代の自分が見たら鼻で笑いそうな光景だけど、いいの。若いときの自分には払えないくらいの額を、自分のために使えるようになったんだから。
そう考えながら帰り道にウイダーインゼリープロテイン味を一気飲みするのが至福の時間だ。
トレーニングは現在も継続中。今年は節目の年として「腹筋を割る」を目標にします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?