大昔に壊れたHDDから、自炊したマンガをサルベージした話(Recoverit有料版使ってみた)
集英社の50%ポイント還元セールはもうすぐ終わり
最近は寝る前に(最低)1冊、マンガを読むのが日課となっている。
理由はいろいろあるけど、だいたいは集英社のマンガをAmazonのkindleで買うと、価格の50%がAmazonポイントで返ってくるのが悪い。
こちらのキャンペーン、どうやら明日で終わりらしいので、気になる人はこの機会を逃さぬようお気を付けを。
以下が買ったやつの一部。
バックアップはちゃんと取ろう、の段
そんなこんなで自分のマンガ熱が上がってきているところなのだが、ここまででわかる通り、今の私は完全にマンガは電子書籍派。
もちろん、昔は紙のマンガを買って読んでいたが、それもあるとき、全部電子化、いわゆる自炊をしてしまったので、今では紙のマンガをほとんど持っていない。
そのとき電子化したマンガの冊数は、おそらく600~700くらいあったはずだが、そうなるとストレージ的にも結構な大きさになった。
そのため、当時使っていたタブレットの中には全部入りきらなかったので、自炊したものの一部はパソコンのHDDに入れていたのだが、そこで悲劇が。
そう、HDDが壊れて、電子化したマンガも一緒に消えてしまったのである。
幸い、電子化したマンガのうち、半分くらいはタブレットにファイルを入れていたので消えることはなかったが、残り半分はおじゃん。
ただ、生き残ったマンガたちはタブレットに入れていたくらいなので、電子化した中でもお気に入りではあった。
なので、これらが消えなかっただけよかったと思おうと、そのときは諦めを付けたわけである。
HDDとSSDは捨てない派
で、自分の今のマンガ熱の話に戻るわけだが、これだけ毎日マンガを読んでると、どうしても思ってしまうわけである。あの日消えたマンガたちをどうにかできないかと。
幸いというかなんというか、自分は今まで使ってきたパソコンのHDDやSSDを捨てたことがない。なので、押入れを探せば例のHDDが出てくることはほぼ確実だと思っていた。
そして、当時はHDDの復旧とかプロに任せないと無理なんでしょ? そんなお金もないしいいか、と思っていたのだが、よくよく考えたら、壊れたHDDなどからファイルを復活させるソフトって、ダウンロードできるよな、と思ったわけである。
Wondershare Recoveritを使ってHDDの中身を覗く
ただ、作業に取り掛かる前に問題が。押入れを確認したらHDDが6つもあったのだ。
正直、マンガが入っていたHDDを捨ててない自信はあっても、どれがそのHDDかはさすがに見当がつかない。
なので、こちらの無料版を使って、まずはそれぞれのHDDの中身を覗いてみることにした。
HDDが壊れていると、ただPCと繋げただけではHDDの中を見られないことが多い。なので、上記のソフトを使って一つ一つHDDを確認していったわけだが、おかげで、これだ、これで間違いない、というHDDはすぐに見つかった。
そして、見つかったHDDを見ると、自分でも覚えてなかったのだが、どうやら自分、その壊れたHDDを一回、フォーマットしていたらしい。
とはいえ、一度壊れたHDDなので、さすがに使い続けるのは怖かったのか、一時しのぎ的に使っただけで、中にはファイルはほとんど残っていなかった。
じゃあ、なんで、それがマンガの入っていたHDDだとわかったのかというと、それはHDDの中を覗くのに使っていたRecoveritが、HDDをの中身を覗くついでに、中のデータをどんどん復元してくれたからだ。
流れるように有料版を購入
以下はRecoveritの画面だが、画面左のローカルファイルやゴミ箱となっているのが、通常、パソコンから見られるファイル。
で、その下の「名前のないファイル」、というのがいわゆる消去されたファイル。つまり、本来、虚空に消えてなくなったはずのファイルたちだが、RecoveritがHDDをスキャンしながら、これらをどんどん復元していくのだ。
この復元されたファイル、PCにコピーするのは有料版にしかできないが、プレビューを見ることは可能。
で、自分が自炊したマンガのファイルはほぼすべてPDFにしていたので、PDFの一つを開いてみると、そこには間違いなく自分が自炊したマンガが!
スキャンが終わるころには、わたしはRecovereitの有料版を買っていた。
壊れたらそのままにしてデータ復元ソフトにかけるのが吉
結果から言うと、自分が復元しようとしてたマンガのうち95%くらいまではサルベージすることができた。
PCのファイルというのは、削除しても(ゴミ箱を空にしても)、それは単にユーザーから見えないようにしているだけで、消したファイルの記憶領域が他のファイルのデータが上書きしない限り、完全に消えることはないらしい。
なので、HDDが壊れたときにフォーマットしてしまったものの、そのHDDをほとんど使わなかったおかげで、これだけの復元率になったと予想される。
まあ、HDDが壊れた段階で慌ててフォーマットしなければ、もっとデータを救えたか、あるいは完璧な形で救えたのかもしれないが、さすがにそれはもう考えるだけ無駄。
虚空に消えた残りの5%については、再度紙のものを購入して自炊するか、コレクション性をガン無視するならkindleで買うことも考えようと思う。
なんにせよ、今回の件で、データ復元ソフトの実力をまざまざと見せつけられてしまったので、やはりHDDやSSDは簡単に捨てられないな、と思ったのであった。
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