#3 金継ぎ 漆によるかぶれ
今回は金継ぎそのもののお話ではありません。漆によるかぶれのお話です。
定盤を手作りする際の工程で木の板に漆をまんべんなく塗る作業があり、そこでやってしまいました。
ニトリルゴムの手袋をしっかりしていたのですが、知らずしらずのうちに手袋を伝って腕から肘にかけて漆が滴り落ちて皮膚にべったり付いてしまいました。その時はまだその後どうなるか知る良しもありませんでした。
まず異変が起きたのは2日後です。腕におそらく漆が付いた線の状態で打ち身のような跡が出てきて、どこかで腕をぶつけたかなと思っていました。
するとそれから3〜4日後、その線が腫れてきました。一番べっとり付いた箇所はなんというかジュクジュクの切り傷の跡のようになってきました。
まだ痛みやかゆみはありません。
特に生活に支障はなく9日がたったとき腕全体がパンパンに腫れて水疱が出てきて長袖の服に水疱が弾けた液体が染みるようになりました。かなり痒みが出てきます。
10日目になりまずいと思い皮膚科に行きました。基本的には自然治癒なのですが回復を早める薬を処方いただきました。
飲み薬
フェキソフェナジン塩酸塩錠
プレドニン錠
テプレノンカプセル
塗り薬
デルモベート軟膏
亜鉛華単軟膏
ガーゼに塗って上から貼る
剥がすのにオリーブオイルを使う
これで一週間程度で治ります。
想像以上に炎症があり水疱と痒みがきつかったです。皆さんも万全の防御で金継ぎを楽しみましょう。
金継ぎを愛する仲間と繋がり、金継ぎをもっと盛り上げたいと思いウェブサイトを立ち上げました。
ブログも書いていますのでぜひ、お立ち寄りください!