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「なぜレースの写真を撮るのか」〜これから〜

Vol.3はこちら。

もう飽きたと思うので(自分も)、ここで終わりにしたい。

にゃんこ

色々なレースの写真を撮っているが、最近は正直、”ヒエラルキーが上” の写真を撮ることには全く興味が無い。ここで”ヒエラルキーが上”というのは、色々な意味を含んでいるが…。

個人的には、もっともっと下のカテゴリーのレース写真を撮っていきたい。

F1やスーパーGT、WECなどはみんな見ているし、普段、あまり話題にならないカテゴリーのレースの方が個人的には好きだ。ラリーでもダートトライアルでもいい。それでもGTとかは撮るけど、それはあくまでも”開催する写真展のTPOのため”と言ってもいい。

アルビレックスのチームです オレンジ軍団つながりで応援してる
緊張のとき

FIA-F4、フォーミュラリージョナル、Super FJ、Formula Beat(F4から名称が変わったことを知っている人はどれくらいいるのか?)…2輪もそう、ラリーだって。色々なカテゴリーがある中で、注目されるカテゴリーと人は一握りだ。以前、”全日本F3に参戦するために資金を貯めます”とか言っている人がいた。もうね、スーパーフォーミュラ・ライツに変わったのだよ。運営母体の名称も変わった。調べれば出てくるはずなのだが…その時は訂正はせず、そっとその人のSNSを閉じた。それだけ、下のカテゴリーは注目されていないことがよく分かる。

さあ5号車は誰でしょう さてその後ろは? 今はどのカテゴリーにいる?

サポートレースはみんなあまり見ないのだろうか。FIA-F4だって、スーパーGTのサポートだ。2017年には角田選手が乗っていた。「そうだね、GTも行っていたから活躍を知っていたよ」などと言う人間がいると思うが、あの時に実際に朝からF4を観て、何勝をしたとか、タイトルは誰と争っていたかとか、と正確に答えられる人は何人いるだろうか?ほとんどの人間は、GTのレース目当てだっただろう。表彰式を見ている人も少ない。原石はここにいるというのに、本当にもったいない気がする。まあ、それぞれ観戦の目的が違うから仕方がないのだろうが。

目の前の若者の将来の姿に想像を膨らませ、”ダメになるならダメになるでもいい、よくなるならよくなるでもいい、どういう経過をたどるのか” そんな楽しみを持って観ていなければ、裾野のカテゴリーのレースは追いかけられない(受け売り言葉)。

なんとか資金を貯め、上に這い上がっていくために食らいついている若者の目は、獲物を捕らえるハイエナのようだ。本当に目が違う。そして、そのような若者はいずれ本当にトップに行き、日本のレース界をリードする存在になっている。弱肉強食の世界、生き残れる人間はほんの一握り。それでも上を目指す若者がたくさんいる。日本のモータースポーツを支えているものは、彼らの魂でもあり、戦う勇姿はモータースポーツの宝である。

セナきゅん
アメージングツボイ
群馬生まれヨーロッパ育ち 速そうなやつはだいたい友達

F1やスーパーGT、WECなど大きな自動車メーカーが多数参戦しているカテゴリーは写真を撮っている人間も多く、母数も多い。客が多いので、それだけで写真を撮りたくなくなってしまう。撮りたいと思わなくなってきているのはある意味重症で、人間嫌いの性格がここで出ている。それでも人間を撮るという、本末転倒の話なのだが。。。



人間対人間、その眼差しの対峙。
背景にあるヒトの存在と、その感情、情熱、悲哀。
光と影。

そんなのが深いところに潜り込むと何らかのテーマになって出てくる。

「なぜレースの写真を撮るのか」と、Vol.1ではなんか色々書いたが、奥底まで考えてみると、そこで書いたようなことにも繋がっているのかなとも思う。

まあ自分はただ目の前の事を、ひたすら撮って記録する事しか出来ない。
でもやっぱりね、そこだよね、そうなっちゃうよ。
でも、芸術的な写真もいいけれど、記録も大事。

それが後々、重要になったりする。
そこから滲み出てくるテーマがあるだろうから。
たぶんね、よく分からんのだよ、でも。

分からないなりに、今後も模索しながら、実験的な制作を続け、撮り続けていく。



なんか嫌いな情報商材系カメラ系インフルエンサーなりYoutuberも一部同じ様なことを言っていたので、吐き気をもよおしている。
ああ、同じ類になってしまっているのか、極めて残念だ、ああ残念、ああ無念。

気分が悪いので戯言はここらへんで終わりにしよう。

ありがとう

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