Mayer Hawthorne - "Someone Like You"【第3回】ソウル マイ・フェイヴァリット・チューン
こんにちはあるいはこんばんわ、HF(アッシュエフ) InternationalとMagic WaysというユニットでDJ兼ビートメイカーとして活動しているKHです。第3回目もよろしくお願いいたします。
ラヴァーズ・ロック、シティポップときたので、第3回目のマイ・フェイヴァリット・チューンは2010年代の名ソウルを紹介しようと思います。
Mayer Hawthorne - "Someone Like You"
このnoteを読まれる方はだぶん大好きだろうMayer Hawthorne。この曲はボクがDJでPlayすると「これなに?」とよく聞かれる曲です。
それも、ヒップホップやソウルでPlayするときだけでなく、ラヴァーズ・ロックやスローモーなバレアリック・チューンと一緒にPlayしても聞かれます。
この曲はソウルフルなラヴァーズ・ロックやバレアリック・チューンと相性が良い名ソウルだと思います。この曲のハイハット(ドラム)がラヴァーズ・ロックのドラムパターンと相性が良いのではと個人的には思っています。また、ホーンセクションやストリングスがボクの好みでとても好きな曲です。
話しはそれますが、Mayer Hawthorneのデビューエピソードに都市伝説のような話があります。
デビューのきっかけはStones Throw(カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点とするインディーズ・レコード・レーベル) 創始者のPeanut Butter Wolfが、Mayer Hawthorneの遊びで作ったソウルのデモに興味を持った。それをきっかけにアルバムを作ってStones Throwからデビューします。
詳しくはこちらのインタビューをご覧ください。
ここからが都市伝説ですが、Peanut Butter WolfはMayer Hawthorneが作ったデモを、ソウルのレアなレコード集の売り込みと勘違いして、Mayer Hawthorneからこれらのレコード(たぶん7インチ)を買おうと思ったそうです。
実はPeanut Butter Wolfはレーベルオーナー兼DJでもありながら、世界有数の7インチ・レコードコレクターとして名を馳せています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
Peanut Butter Wolfは Mayer Hawthorneのことを7インチレコードのバイヤーと勘違いし、Mayer Hawthorneがソウルのデモを作って持ってきたと思わなかった。
だからインタビューに書いてある、「遊びで作った」につながるのかもしれません。
あくまでもこれは都市伝説なんで、信じるか信じないかはという話です。
Mayer Hawthorneといえば、ソウル、ディスコやR&Bのイメージが強いですが、実はレゲエも好き、それも本気のレゲエ好き。
レゲエが好きなことはこちらのインタビューをご覧ください。
そして、自身が所属するユニット『Tuxedo(タキシード)』の曲をレゲエを代表するアーティスト『Sly & Robbie』にDubを依頼しています。それが次に紹介するこの曲です。
Tuxedo - July(Sly & Robbie's Dub)
Sly & Robbieが制作したDubは、メロウでソウルフルで原曲をいかしていて、素敵なDubです。Sly & RobbieのRobbie Shakespeareは2021年に亡くなったことを考えると、2010年代を代表するDubになるような気がしています。
このDubもデジタル音源しかないので、できればアナログレコードでリリースして欲しいです。
今回は2010年代のソウルの名曲とアーティストを紹介しました。第4回目もお楽しみに。