柿食わねば
柿を食べている。
実家から毎年柿が届いている。一人暮らしの娘の消費に適した量じゃない数が来ている。ついでにこないだ近所の人からもいただいてしまった。どうしたらいいんだ。
実家の柿、農家じゃないので摘蕾摘果を全然していない。結果的に小ぶりのやつが尋常じゃない数なっている。実家にいるときは1食2個ペースで食べなければならないレベルだった。我々家族は毎年「柿 致死量」でグーグル検索をかけている。ちなみに1日の適正量は1/2個だそうです。オーバードーズしてる。柿を。
渋柿なので、家のは全部焼酎で渋抜きをしたいわゆるさわし柿だ。もらいもののはたぶん炭酸ガスで脱渋したやつだろうけど。元渋柿のめんどうなところは、熱を通すと渋が戻ってくるところだ。たいていの人はそのまま食べるから別に気にしないと思うが、大量消費をしたい人間にとっては非常に重大な問題だ。ジャムとか炒めものとか焼き菓子とか、そういう加熱調理の手段が奪われている。
加えて、柿はそこそこ保つのだが、どんどん柔らかくなっていくので、好みの硬さで食べ続けるということが難しい。我が家では必然的に限界が近い物から食べることになるので、包丁で切り分けるのが不可能なレベルのものを食べていることが多い。
というわけで、同じように完熟柿を大量に消費しなければならない人に向けて、柿料理のバリエーションについて私の知見を書いておこうと思う。めちゃくちゃな量の柿を手に入れた人は参考にしてください。
1.冷凍
食べられないと判断した分はとりあえず冷凍しましょう。あとで凍った状態でシャーベットとしてがりがり食べるのが美味。課題は冷凍庫のキャパシティーに左右されるところ。
2.ヨーグルトをかける
わかりやすくおいしい。やわらかくなった柿はもうそのままほぼジャムと同じ硬度なので、ぐちぐち混ぜて食べる。アレンジでグラノーラやシリアル、ビスケットなどを入れても美味。
3.チーズや生ハムを添える
相性が良い塩気たち。普通に食べるのに飽きたらこういうものを巻いたりするとおつまみになります。さらにオリーブオイルや胡椒をかけるのも良。
4.シェイクをつくる
牛乳に混ぜる。ほぼほぼ2と同じだけれども……イチゴやベリーなどと違いミキサーがなくてもだいたい潰せるのが良いところ。ちなみによく言う牛乳と混ぜて冷やすと固まる柿プリンってやつ、一度も固まったことないんだけどなんで???
5.ドレッシングにする
形を保てない柿の大量消費法。くずして、醤油と酢と胡椒とオリーブオイルを入れて混ぜる。お豆腐とか水菜とかにかけるとそこそこいけます。みたらし団子みたいな味がする。
同じ境遇の人は参考にしてください。
今日ははここまで。ありがとうございました。