ごっつええ盆やった
どうしてくれようか、と様々な思考があった今年の夏、令和二年の盆休み。TVから聞こえてくる天気予報は、ほぼ毎日晴れという事を伝えていたし、特にやらないといけないモノもない私は、ぶらぶらと歩いて散歩したり、熱気の中で昼寝したり──という感じですっごくダラけた休みを頂いていました。
まったく、いい歳こいた大人がこんな事で良いのかいな? と考えるのも束の間、いつもの連休中の自分とまったく変わらない事に気が付いて、勿体ないやら、情けないやら......。
普段は何も思わないのに、どうぞ、沢山休んで下さい! と言われると何故かその過ごし方に有意義さを求めてしまうようです。
(求めるだけですが)
まぁ、かといって世界を救う冒険が待っている訳でもないし、散歩や昼寝も健康に悪い訳ではないでしょう。だから私は皆さんに自信をもって言う事とします。
今年もごっつええ盆やったで!
めっちゃ暇やったけど、ええ盆やったで!
皆さんの夏休みはどんな感じでしょう。例年と状況が違い過ぎて、戸惑っていた方もいるのかもしれません。または、あまりの暑さに脳がトロけて、まだ修復途中の方もいるのかもしれない。かくいう私の脳も多分トロけてしまっていて、まだ連休の呪縛に囚われたままの状態でボーッとしています。いつもは、
・映画(癒されるもの)を見る。
・小説(軽いやつが良いです)を読む
・曲(疾走感があるもの)を聴く
この手順を踏めば、現実に戻ってくる事が出来るのに、おかしいなぁ......。
砂の女みたいに、抜け出す事の出来ない穴の中で、ボーッと上を見ている感覚です。しかも、一人で。相方をくれ、相方を。
菊次郎の夏で、たけしと共に旅をした少年のような、そんな相方をくれ。
「おじちゃん、名前なんて言うの?」
「菊次郎だよ、バカヤロー......!」
うーむ、素晴らしい。
誰か、私の現実がドコにあるか知りませんか?